エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2013年1月9日 19:20 JST

日航の新国際線機「スカイスイート 777」、ロンドンへ初便出発

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 日本航空(JAL、9201)は1月9日、全クラスに新シートを導入した国際線用ボーイング777-300ER型機の新仕様機「SKY SUITE 777(スカイスイート 777)」の改修初号機(登録番号JA731J)を成田-ロンドン線(JL401/402便)に就航させた。初便は乗客226人と乗員18人の244人を乗せ、午前11時59分にロンドンへ向けて出発した。(機内の様子はこちら

777-300ERの新仕様機SKY SUITE 777の改修初号機JA731J=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

SKY SUITE 777の初便に搭乗する乗客=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新シートの開発はJALが経営破綻した2010年の春にスタート。ビジネスクラスに導入した全席から通路へアクセスできるフルフラットシートや、足もとのスペースを最大約10cm広げて男性客でも足が組めるエコノミークラスのシートが目玉だ。機内食も“空の上のレストラン”をコンセプトに新メニューを開発し、宿泊設備を備えたレストラン「オーベルジュ」を目指した。

 座席数はファースト8席(改修前8または9席)、ビジネス49席(77または63席)、プレミアムエコノミー40席(46または44席)、エコノミー135席(115または156席)の計232席で、改修前の246席または272席より席数を抑えた。時刻表などでは同機を「SS7」と表記する。

 今後保有する全13機の改修を進めて成田-ニューヨーク線など欧米方面を中心に導入路線を拡大。2月中予定の改修2号機の運航開始まではロンドン線のスカイスイート機による運航は隔日で、1月は奇数日、2月は偶数日に運航する。

 初便が出発する際は、植木義晴社長や横断幕を手にしたJAL社員が見送った。

植木社長(右手前)やJAL社員が見送る中出発するSKY SUITE 777の初便=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スポットを離れる初便=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

横断幕を手に初便を見送るJALの社員=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

植木社長(手前)とともに初便に手を振るJALの社員=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

出発準備が整ったSKY SUITE 777の初便=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

滑走路へ向かうSKY SUITE 777の初便=1月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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