エアバス, エアライン, 機体 — 2017年3月13日 21:15 JST

イラン航空、A330-200初号機受領 大量発注分初の双通路機

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 エアバスは現地時間3月10日、国営のイラン航空(IRA/IR)にA330-200型機(登録番号EP-IJA)を仏トゥールーズで引き渡したと発表した。2016年12月に大量発注したエアバス機のうち、初の双通路機となった。

イラン航空に引き渡されたA330-200=17年2月 PHOTO: P. Masclet, Master Films/Airbus

 イラン航空は12月22日、エアバス機を100機発注。内訳は、A320従来型(A320ceo)が6機、A320neoが32機、A321ceoが8機で、単通路機はA320ファミリーを計46機発注した。双通路機はA330ファミリーがA330-200とA330-900neoを含む計38機、A350 XWBは長胴型のA350-1000を16機の計54機を発注した。

 両社間の契約は、11月に認可された米国の財務省外国資産管理室(OFAC)の輸出許可を前提としている。米国の技術が10%以上使用された製品は、OFACの認可が必要になる。エアバスは、EU(欧州連合)や米国などの監査機関と調整して、包括的共同作業計画(JCPOA)を遵守し、OFACの認可が履行される条件を保証していくとしている。

 この契約のうち、最初の納入となったのはA321(登録番号EP-IFA)で、1月11日に引き渡された。今回受領したA330-200は、エンジンはロールス・ロイス製トレント700を搭載し、座席数は2クラス238席(ビジネス32席、エコノミー206席)となっている。

 イラン航空は2016年12月、ボーイング機80機の導入でも合意。内訳は737 MAX 8が50機、777-300ERと777-9Xが15機ずつで、2018年から受領を開始する。

 現在は747やA300などを所有しているものの、機材の老朽化が進んでいる。

イラン航空に引き渡されたA330-200=17年2月 PHOTO: PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

関連リンク
IranAir
Airbus
エアバス・ジャパン

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