エアライン — 2016年11月29日 09:20 JST

LOTポーランド航空、クラクフ-シカゴ17年7月再就航へ

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 LOTポーランド航空(LOT/LO)は2017年7月に、クラクフ-シカゴ線を直行便で開設する。週1往復の通年運航で、同路線の運航は、2010年以来7年ぶりとなる。

クラクフ-シカゴ線を開設するLOTポーランド航空=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航機材はボーイング787-8型機で252席(ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー213席)。LOTによると両都市の往来は年間およそ9万人で、2012年と比較し17%ずつ増加していることや、787-8を2017年中ごろ2機受領することなどから、開設を決定したと説明している。これまではワルシャワで乗り継ぐ必要があった。

 LOTは787-8を8機発注済み。現在までに6機を受領し、残り2機を2017年中ごろに受領する見込み。

 LOTの北米路線はシカゴとトロント、ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ)にそれぞれ1日1往復ずつ運航している。2017年は北米路線の拡大を目指し、4月にはワルシャワ-ニューアーク、ロサンゼルスの各線を開設する。クラクフ-シカゴ線を含めると、6路線を運航することになる。

 LOTのクラクフ発着便は5路線で、2路線が国内線、3路線が国際線。国際線はフランクフルトとミュンヘン、ウィーンの周辺各国で、長距離路線は運航していない。

 シカゴにはポーランド系移民が多く暮らしており、米国のポーランド人協会の本部がある。

 クラクフはポーランド南部の歴史都市。中心部の歴史地区はUNESCO(ユネスコ、国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に指定されている。車や列車で1時間ほどのところにはオシフィエンチム市(独名・アウシュビッツ)があり、強制収容所も世界遺産に指定されている。

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