エアライン, 企業 — 2026年9月11日 17:10 JST

JAL、完全自動ドローンで機体検査 高所作業代替で整備短縮へ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)とフランスの航空機整備用ドローンメーカーDonecleは、完全自動飛行ドローンを使った機体外観検査の検証を実施している。航空機メーカーの整備マニュアルで使用を認められた完全自動飛行ドローンを使う検証は、国内初だという。

完全自動ドローンで機体を検査する実証を進めるJAL(同社資料から)

 現在は羽田空港にあるJALの格納庫内で、実機による従来の目視検査とドローンで撮影した画像の比較を進めている。検証では、ドローンが機体外観を撮影し、整備士が高精度画像を基に確認・検査する手法の確立を目指す。従来の目視検査で必要となる高所作業をドローンで代替することで、作業時間の大幅な短縮と整備作業の安全性向上を目指している。

 使用するドローン「Iris GVI」はDonecle製で、障害物検知機能を備え、航空機に接触せず完全自動で飛行できる。操作者の技量に左右されず一定の基準で高解像度画像を撮影でき、画像解析技術による不具合箇所のマッピングや計測にも対応する。サイズはL855mm×W855mm×H245mm、重量は3700g(バッテリー含む)。

 両社は将来、突発的に発生する被雷検査の迅速化による運航遅延の最小化や、機体の塗装状態の定点モニタリングなどへの活用拡大も視野に入れている。国土交通省と引き続き連携して取り組むとしている。

関連リンク
日本航空
Donecle

JAL、成田で機体洗浄ロボット 国内初の協働型、夜間作業を支援(26年8月28日)
JAL、羽田空港に雷避けトレーラーハウス AIで被雷リスク予測(26年8月20日)
JAL、羽田空港で人型ロボット実証実験 国内初グラハン省力化目指す(26年4月27日 )

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: