ボーイング, 官公庁, 機体, 解説・コラム — 2026年8月13日 12:14 JST

NASA、元JAL 777を新塗装に DC-8後継「空飛ぶ実験室」27年度から運用へ

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 NASA(米国航空宇宙局)は現地時間8月12日、飛行研究室として運用予定のボーイング777-200ER型機(登録記号N577NA)を新しい塗装に変更し、バージニア州ハンプトンのラングレー研究センターへ戻したことを明らかにした。日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた777-200ERの4号機(JA704J)で、退役したDC-8-72型機(N817NA)の後継として改修を進めている。

新塗装が施されたNASAの777-200ER(NASAのXから)

 NASAの機体紹介ページによると、777は現在も改修中としており、機体下面や窓部分の観測用ポート、電源、データ・通信システム、観測機器を操作する要員向け設備などを整備している。ラングレーを拠点とする最初の運用は2027会計年度を予定している。

 同機は今年4月にも、大規模構造改修を終えてラングレーへ戻っている。客室内には専用の研究ステーションや大規模な配線を設け、観測機器を搭載するための機体改修などを施した。

 NASAは2022年に元JAL機を取得。JALの777-200ERでは最初の退役機で、2020年7月1日に羽田から米カリフォルニア州ビクタービルへ向かった。2024年に退役したDC-8の後継として、センサー開発や人工衛星搭載センサーの校正、観測データの検証、地球科学のフィールド調査などに投入する。最大飛行時間は18時間で、観測機器などの有効搭載量は7万5000ポンド、機上で作業するオペレーターは50-100人。DC-8より多くの研究者や観測機器を載せ、長時間飛行できる大型の「空飛ぶ実験室」となる。

 NASAが運用していた元JAL機では、スペースシャトルの輸送機として747SR(JA8117→N911NA)があり、2012年2月8日に退役済み。

羽田を出発し売却先へ向かうJALの777-200ER初の退役機JA704J=20年7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

L3ハリスが元JAL 777-200ERを改修したNASAの飛行実験室(同社提供)

新塗装が施される前のNASAの777-200ER(NASAのXから)

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NASA
日本航空

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