エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2025年9月24日 00:43 JST

キャセイ、シアトル6年ぶり再開へ 26年3月から週5往復

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 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は現地時間9月22日、香港-シアトル線を2026年3月30日から週5往復で再開すると発表した。新型コロナの影響で2019年の就航から約1年で運休しており、約6年ぶりの再開となる。機材はエアバスA350-900型機を投入する。

香港-シアトル線を再開するキャセイパシフィック航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航日は月曜から木曜と土曜。就航時の運航スケジュールは、シアトル行きCX852便が香港を午後1時30分に出発し、午前10時10分着。香港行きCX853便は午前11時50分にシアトルを出発して、翌日午後4時45分に到着する。

 今回の再開は、香港と米国西海岸のテクノロジー拠点であるシアトルとのビジネス・文化的な結びつきを深める狙いがあり、同社の北米ネットワーク拡充の一環。需要拡大を受けて、今年4月に開設したダラス・フォートワース線も、現在の週4往復を10月26日からは週7往復(1日1往復)のデイリー運航に増便する。

 シアトル線は当初、2019年3月31日に週4往復で開設し、同年7月1日からは週7往復に増便。機材は再開時と同じA350-900で運航していた。

 2026年3月29日開始の夏ダイヤでは、北米9都市に週110往復超を運航予定で、就航都市はボストン、シカゴ、ダラス・フォートワース、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、トロント、バンクーバーとなる。また、ニューヨークのJFK空港には、約1万平方フィートの専用ラウンジを2026年に開設を予定している。

 貨物事業では、旅客便の床下貨物スペースを活用し、シアトル発着の輸送需要に対応。夏のピーク時には、北米向け貨物便を週40往復近く運航する。

運航スケジュール
26年3月30日から5月31日、9月16日から10月24日
CX852 香港(13:30)→シアトル(10:10)運航日:月火水木土
CX853 シアトル(11:50)→(翌日16:45)運航日:月火水木土

6月1日から9月15日
CX852 香港(13:30)→シアトル(10:35)運航日:月火水木土
CX853 シアトル(12:15)→(翌日16:45)運航日:月火水木土

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