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国土交通省航空局（JCAB）は7月7日、航空管制セミナーをブラジルで開催すると発表した。ブラジル大統領府民間航空庁の要請を受けてのもので、空港航空機に対する日本の情報提供技術を紹介する。JCABがブラジルで同様のセミナーを実施するのは初めて。
セミナーは現地時間7月9日、首都ブラジリアの民間航空庁で午前9時から午後6時まで実施する。ブラジルからは民間航空庁とブラジル管制業務提供関係者ら、日本からはJCABと在ブラジル日本大使館、沖電気（6703）、日本無線（6751）、日本工営（1954）の官民関係者らが出席。航空機の運航安全性の向上や地域空港の活性化などについて紹介する。
日本では40年近く前から、離島空港を離発着する航空機に対し、空港から離れた場所から運航に必要な情報を提供。気象や交通の情報を提供することで、安全運航を支援している。
JCABによると、ブラジルは地方空港の運営に力を入れている。国連の専門機関ICAO（国際民間航空機関）でJCABが実施した、遠隔地からの情報提供技術についてのプレゼンテーションで、ブラジル当局が興味を示したという。