エアバス, エアライン, 機体 — 2014年10月10日 15:00 JST

エアバス、春秋航空のA320にシャークレット改修

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバスは現地時間10月9日、春秋航空(CQH/9C)が運航中のA320型機に燃料消費を改善する「シャークレット」の取付改修について合意したと発表した。運航中のA320にシャークレットを取り付けるのは、中国では初めて。

中国で初改修となる春秋航空のA320に取り付けられたシャークレット(エアバス提供)

 CQHは2013年9月、シャークレットを装備したA320の新造機を初めて受領。シャークレット付きの機体6機で計8500飛行時間で効果を測定し、発注中の16機と運航中の42機すべてにシャークレットを導入することを決めた。

 軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のエンジン換装型のA320neoファミリーでは標準装備となる。

関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン

エアバス、A320neoの初飛行成功(14年9月26日)
エアバス、ACJ320シャークレット初換装へ 16年にサウジ機(14年5月25日)
エアバス、ACJ319にシャークレット初換装 スイスのVIP向けチャーター機(14年5月25日)
エアバス、チベット航空に天津製シャークレット付きA319初号機納入(14年4月13日)
エアバス、青島航空にA320初号機納入(14年4月12日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post