エアライン, 解説・コラム — 2014年2月21日 12:26 JST

揺れるスターフライヤー、社長交代だけで解決するのか

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 「本日、一部報道機関において、当社の代表取締役の辞任に関する報道がありましたが、当社が発表したものではなく、現時点で具体的な決定事実はございません」。

北九州空港を拠点とするスターフライヤー。羽田偏重が問題の一つ?=12年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2月20日午後3時、スターフライヤー(SFJ、9206)は米原愼一社長の辞任に関する報道を否定した。読売新聞が20日付九州地方版で報じたことを皮切りに、各社が後追いしたものだ。SFJの広報担当者によると、21日時点でも会社として米原社長の辞任について決まったものはないという。

 三井物産出身の米原氏は2009年6月に社長就任、SFJに出資していた投資ファンドから社長に就いた。一方、筆頭株主は12年12月にANAホールディングス(9202、当時は全日本空輸)となり、ANAの持ち株比率は17.96%となった。

 SFJの機材はエアバスA320型機で、座席数は他社が160席から180席仕様のところ、150席(一部144席)に抑え、シートピッチを広くしている。コーヒーチェーン「タリーズ」のコーヒーを無料提供するなど、快適さを売りにしてきた。

 しかし、1月31日には昨年11月に続き、14年3月期通期の業績予想を下方修正。LCC(低コスト航空会社)との競争激化や、為替の円安進行が直撃した形だ。

乗っても儲からない関西線

 しかし、これだけが経営不振の要因ではない。ひとつは12年7月に就航し、14年3月30日から運休する同社唯一の国際線、


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