エアライン, 機体 — 2014年2月17日 07:50 JST

ボンバルディア、Cシリーズ確定発注200機以上に

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボンバルディアは現地時間2月11日、社名の公表を希望しない顧客が小型旅客機CS300型機3機を追加発注したと発表した。カタログ価格で総額2億2800万ドル(約230億2800万円)。

CS300のイメージイラスト(ボンバルディア提供)

 Cシリーズは110席から125席のCS100、130席から160席のCS300の2機種で構成。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。GTFエンジンは三菱航空機が開発中の「MRJ」でもPW1200Gを採用しているが、2013年9月にCS100の初飛行に成功しており、同じGTFエンジン搭載機としては、Cシリーズが先行している。

 これまでの旅客機と比べて、燃費で20%、運用コストで15%の向上が図られており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるとしている。静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の頭上収納スペース(オーバーヘッドビン)が大型である点なども特長。

 今回の発注を含めると、発注コミットメントを含むCシリーズの発注総数は445機で、このうち201機が確定発注。一方、MRJは発注総数325機、うち確定発注165機で、Cシリーズが上回っている。

関連リンク
Cシリーズ(ボンバルディア)

兼松、ボンバルディアCシリーズの代理権獲得

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: