エアバス, 機体 — 2013年5月15日 07:34 JST

エアバス「Fly Your Ideas」コンテスト、最終審査に臨む5チーム決定

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 エアバスは現地時間5月14日、未来の航空輸送を描く斬新なアイデアを募集するコンテスト「Fly Your Ideas 2013」で、最終ラウンドに進出した5チームを発表した。最終審査に臨むのはオーストラリア、ブラジル、インド、イタリア、マレーシアの大学からの5チーム。6月12日にエアバスの本社がある仏トゥールーズで最終審査が行われ、それぞれのチームは審査員を務めるエアバスや航空業界の専門家らの前で最終発表を行う。

コンテスト最終審査に臨む5チームを決定したエアバス=10年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 最優秀賞チームには賞金3万ユーロが、2位のチームには1万5000ユーロが贈られる。審査結果は6月14日に国際連合教育科学文化機関(UNESCO)のパリ本部で発表される予定。今回のコンテストには82カ国から6000名以上の大学生が参加登録を行い、618チームがアイディアを提案した。

 最終ラウンドに進んだ5チームは、オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学「CLiMA」チーム、ブラジルのサンパウロ大学「Levar」チーム、インドのSRM大学「AVAS」チーム、イタリアのミラノ工科大学「Flybrid」チーム、マレーシアのマレーシアプトラ大学「Embarker」チーム。

 ロイヤルメルボルン工科大チームは、持続可能な方法で製造された液化バイオメタンと液化天然ガスの混合燃料で飛行可能な航空機開発について、サンパウロ大チームは、空港で手荷物作業員の負担を減らせるエアクッションを利用した航空機貨物室の荷物積みおろしシステム、SRM大チームは、騒音を抑えるため形状記憶合金を使用してエンジン排気口の形状を変更するアイディア、ミラノ工科大チームは、電気とターボプロップを組み合わせたハイブリッド推力システムを搭載したリージョナル機、マレーシアプトラ大チームは、座席に座っている乗客の体温を利用し、小電力の電子機器に電気を供給する自己維持型の客室コンセプトをそれぞれ提案した。

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Fly Your Ideas(Airbus)

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