エアライン — 2017年12月21日 17:52 JST

春秋航空日本、成田-札幌1月に一部欠航 16日以降は国内線全便が予約不可続く

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 春秋航空日本(SJO/IJ)は、成田-札幌(新千歳)線を2018年1月8日から11日まで欠航する。期間中のうち8日から10日までは、成田-佐賀線と広島線でも最大で2時間近く遅延が生じる。いずれも機材繰りによるもの。

成田-札幌線を1月に一部欠航する春秋航空日本=14年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 また、同社は12月21日時点で、国内線全3路線について、1月16日以降の運航スケジュールを国土交通省航空局(JCAB)へ届け出ていない。このため、同日以降の予約ができない状態が続いている。

 春秋航空日本は現在、成田-広島線を1日2往復、成田-札幌線と佐賀線を1日1往復ずつ国内線を運航。国際線は成田-重慶線とハルビン線を週4往復ずつ、成田-武漢線と天津線を週3往復ずつ運航している。いずれも機材はボーイング737-800型機(1クラス189席)で、国内線の乗客はほとんどが日本人であるのに対し、国際線は大半が中国人だという。

 欠航する札幌線は、札幌行きIJ203便が成田を午後2時55分に出発して、午後4時35分着。成田行きIJ204便は午後5時45分に札幌を出発し、午後7時30分に到着する。遅延が生じる佐賀線は1時間55分遅れ、広島線は8日が1時間15分遅れ、9日と10日が1時間45分遅れとなる。

 遅延便のうち、佐賀を午後4時35分に出発する成田行きIJ702便については、他社のチェックイン時間と重なり、乗客が保安検査を終えるまでに最大3時間程度かかると見込んでおり、チェックインの締切時刻を午後3時に前倒しする。

 また、国内線全3路線について、1月16日以降の運航スケジュールをJCABへ届け出ておらず、航空券を予約できない状態になっている。同社では「従来と同じ時間帯の発着枠確保の調整に時間が掛かっている」と説明。近く届出が済ませられる見通しだという(関連記事)。

 すでに就航している路線で、運航日の1カ月前を過ぎても航空券が販売されないのは異例。4路線ある国際線の届出は、夏ダイヤと冬ダイヤの年2回で届出済みのため、1月16日以降も予約できる。

 現在の航空法では、航空会社は運航便を事前にJCABへ届け出る必要がある。また、成田は乗り入れに国土交通大臣による事前許可が必要な「混雑空港」に指定されていることから、認可を得ないと航空券を販売できない。このため、遅くとも12月月内には届出を済まさないと、認可取得が間に合わない可能性も出てくるとみられる。

 春秋航空日本は2014年8月に運航開始。当初は成田-佐賀と広島、高松の国内3路線を運航していたが、高松は2015年10月に撤退した。2016年9月28日に開設した成田-関西線も、10月28日を最後に運航を終え、再開の見通しは立っていない。

 春秋航空日本は、日本航空(JAL/JL、9201)と12月1日に安全品質向上の支援で合意したと発表。JALは今後、春秋航空日本にオペレーションに関するノウハウを提供する見通し。

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