エアライン — 2017年3月4日 13:05 JST

JAL、国際線ワインと日本酒刷新 ファーストとビジネスが17年度銘柄に

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、国際線ファーストクラスとビジネスクラスで提供するワインと日本酒を、3月から2017年度の銘柄に切り替えた。ファーストで提供する仏サロン社の高級シャンパン「シャンパーニュ サロン 2006 ヴィンテージ」や、人気の日本酒「獺祭(だっさい)」など、注目銘柄や希少酒も用意する。

ファーストクラス

 提供期間は3月から8月までの上期と、9月から2018年2月までの下期に分ける。3月から8月までのファーストクラスでは、シャンパンはサロンのほかに「シャルル エドシック ブラン・ド・ミレネール 1995」を用意する。

JALが3月から8月までファーストクラスで用意するワイン(同社提供)

 白ワインは4銘柄用意し、ブルゴーニュが「シャトー ド ムルソー ムルソー・プルミエ・クリュ・シャルム 2011」、世界各国産ワインでライトボディがニュージーランドの「イーランドズ・エステート シングル・ヴィンヤード マールボロ 2016」、ミディアムボディ以上がオーストリアの「デュルンベルク ラーベンシュタイン・グリューナー・フェルトリーナー レゼルヴ 2015」、日本産は3-5月は「ココ・ファーム・ワイナリー 風のエチュード」、6-9月は「平川敦雄ケルナー 2013」を揃える。

 平川敦雄ケルナーは、北海道余市産ケルナーを100%使用。健全な粒のみを仕込めるよう、ピンセットで選粒を行い、遅摘みにて丹念に仕込むなどこだわりの逸品で、アルコール度数が13度ありながらも、フレッシュな風味をあわせもち、しっかりとした酸味が特徴だという。

 赤ワインは、ボルドーが「シャトー・ダルマイヤック ポイヤック 2012」、ブルゴーニュが「アルベール・ビショー ジュヴレ・シャンベルタン レゼヴォセル 2013/2014」、世界各国産は米州路線では米国の「シャトー・イガイタカハ“園”ピノ・ノワール 2014/2015」、欧州・バンコク・シドニー線はニュージーランドの「クスダ マーティンボロ シラー 2014」、3月限定でアルゼンチンの「ティアノ&ナレノ 2013」を用意する。

 ティアノ&ナレノは、一般生産は880本のマグナムボトルのみだが、JALのファーストクラス用に通常サイズのボトルを少量用意。シャンパーニュのサロン・ドゥラモット社長、ディディエ・ドゥポン氏が惚れ込んだワインでもあり、サロンと同様に世界中のワイン愛好家が探し求める、幻のワインだという。

JALが3月からファーストクラスで用意する日本酒(同社提供)

 日本酒は、各期間2銘柄ずつ。3-5月は静岡県の「磯自慢 中取り 純米大吟醸 アメジスト」と宮城県の「伯楽星 純米大吟醸 桜」、6-8月は福島県の「飛露喜 純米大吟醸」と愛知県「醸し人九平次 純米大吟醸 彼の地」、9-11月は静岡県の「磯自慢 中取り 純米大吟醸 アメジスト」と山口県の「獺祭 磨き二割三分 純米大吟醸」、12月から2018年2月は山形県の「十四代 純米大吟醸」と福井県の「黒龍 大吟醸」を用意する。

ビジネス

 ビジネスクラスでは、3月から8月までは、シャンパンはファーストクラス設定路線では「ドゥラモット ブラン・ド・ブラン N.V」、その他の長距離路線では「シャルル エドシック ブリュット レゼルヴ N.V.」を用意する。

JALが3月から8月までビジネスクラスで用意するワイン(同社提供)

 白ワインは長距離路線ではシャルドネが米国の「マーフィー・グッド カルフォルニア シャルドネ 2014」、世界各国産ワインでライトボディは米州・東南アジア・オセアニア路線でオーストリアの「ウッドサイド・パーク ソーヴィニョンブラン 2016」、日本産は欧州路線で「サッポロ グランポレール 北海道ツヴァイゲルトレーベ 2015」を揃える。短距離路線となる中国・韓国線では、フランスの「ルイ・マックス マコン・ヴィラージュ」を提供する。

 赤ワインは、長距離路線ではピノ・ノワールは米国の「フォーメーション・モントレー ピノ・ノワール 2014」、ピノ・ノワール以外は南アフリカの「クライン・ザルゼ ヴィンヤード・セレクション・ピノタージュ 2015」、中韓路線はフランスの「ルイ・マックス ブルゴーニュ・オート・ コート・ド・ボーヌ」を用意する。

JALが3月からビジネスクラスで用意する日本酒(同社提供)

 日本酒は、各機関2銘柄ずつ。3-5月は山口県の「獺祭 純米大吟醸50」と宮城県の「勝山 純米吟醸 献」、6-8月は栃木県の「鳳凰美田 髭判 純米大吟醸」と埼玉県の「天喜 純米吟醸」、9-11月は山口県の「東洋美人 純米大吟醸」と三重県の「作 純米大吟醸」、12月から2018年2月は宮城県の「伯楽星 純米大吟醸」と兵庫県の「福寿 純米大吟醸」を揃える。

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