エアライン, 業績, 解説・コラム — 2016年11月1日 11:35 JST

ANAの16年4-9月期、営業益と経常益が過去最高 通期予想は利益据え置き

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が10月31日に発表した2016年4-9月期(第2四半期)連結決算は、純利益が前年同期比6.4%増の574億3900万円だった。通期見通しは売上高を下方修正し、利益予想は据え置いた。

 4-9月期の売上高は2.9%減の8849億9500万円、営業利益は3.2%増の895億6900万円、経常利益は0.6%増の834億6800万円で減収増益。営業益と経常益は過去最高となった。

 営業費用は3.5%減の7954億円。営業利益率は10.1%(0.6ポイント上昇)となった。航空事業の営業費用のうち、燃油費・燃料税は円高と市況下落により18.9%減の1362億円に抑えられた。人件費は5.2%増の916億円だった。

—記事の概要—
国際線
国内線
為替と燃油
17年3月期見通し

国際線

16年4-6月期決算を説明するANAHDの平子氏=16年10月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国際線の旅客収入は0.2%減の2591億円。旅客数は10.3%増の447万9000人、ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.2ポイント低下し75.7%、旅客単価は燃油サーチャージがゼロとなったことに伴い、9.5%減の5万7854円となった。

 欧州でのテロ発生で日本から欧州へ向かう旅行需要は不振が続いたが、欧米やアジア路線のビジネス渡航需要や、訪日客は堅調に推移した。

 ANAHDの平子裕志・取締役執行役員(財務企画・IR部・施設企画部担当)は、「欧州路線や需給環境が悪化している中国路線を


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