エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2025年4月19日 15:44 JST

スターラックス航空、神戸にチャーター就航　台北・台中2路線、SAFも導入

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　台湾のスターラックス航空（星宇航空、SJX/JX）は4月18日、神戸－台中・台北（桃園）間の国際チャーター便を開設した。神戸空港に同日開業した第2ターミナルを使用する国際線の初便となり、台北発のJX834便（エアバスA321neo、登録記号B-58211）が午前9時46分に到着した。

神戸空港を離陸するスターラックス航空の台北桃園行きJX835便＝25年4月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　運航日は、台北便が火曜・木曜・日曜の週3往復で、台中便が週7往復（1日1往復）のデイリー。いずれもエアバスA321neo型機（2クラス188席、ビジネスクラス8席、エコノミークラス180席）を使用する。

　運航スケジュールは、台北便は神戸行きJX834便が台北を午前6時20分に出発し、午前10時着。台北行きJX835便は午前11時に神戸を出発して、午後1時に着く。

　台中便は、神戸行きJX306便が台中を午前8時45分に出発し、午後0時30分着。台中行きJX307便は午後1時30分に神戸を出発して、午後3時35分に到着する。

神戸空港で開かれた就航式典で挨拶するリュウ・サイモンCSO＝25年4月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　18日は神戸空港のほか、台北と台中でも就航記念式典を開催。神戸空港では神戸市の久元喜造市長や兵庫県の齋藤元彦知事らが出席し、スターラックスのリュウ・サイモン（劉允富）CSO（最高戦略責任者）らとくす玉を割り、門出を祝った。

　神戸空港第2ターミナルの初便は、スターラックスと大韓航空（KAL/KL）が定刻では両社とも午前10時着を予定していたが台北便が14分早着となった。神戸行きJX834便は台北の台湾桃園国際空港を午前6時7分に出発し、午前9時46分に到着。折り返しの台北行きJX835便は、航空路の混雑調整などで午前11時25分に神戸を出発して、午後1時33分に着いた。

　スターラックスは神戸就航にあわせ、コスモ石油マーケティングとSAF（持続可能な航空燃料）の基本合意書を締結。神戸空港で日本国内生産の国産SAFを使用する初の航空会社になったといい、スターラックスは機材受領時のフェリーフライトもSAFを使用しており、今後も混合比率を高めていくという。

　就航を記念し、搭乗客には神戸銘菓の瓦せんべいやオリジナルデザインのジッパー付き収納袋などを配布。ビジネスクラス利用者には資生堂「フューチャーソリューション LX」シリーズのギフトセットを提供した。4月中に日本路線を利用した乗客は、台湾国内の資生堂ストアで体験キットを受け取れる。

＊写真は11枚（運航スケジュールは写真下に掲載）。