エアライン — 2018年7月26日 21:10 JST

[PR]なぜ彼女はジェットスター・ジャパンのパイロットになったのか

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2012年7月に就航し、国内LCCでは最大の路線網を持つまでに成長したジェットスター・ジャパン。就航6周年を迎え、ドキュメンタリー動画「ジェットスター プロフェッショナルズ」を制作し、現場スタッフの仕事ぶりを紹介している。

ジェットスターのスタッフたちが、安全運航をどのように実現しているかに焦点を当てたこの動画。第1弾の整備士編は今年2月に公開され、7月には第2弾となるパイロット編の配信がスタートした。このパイロット編には、ジェットスター・ジャパンの副操縦士昇格プログラム(FOUG:First Officer Upgrade)で初めて副操縦士になった女性、長瀧矢永子さん(24)と清宮有華さん(23)が登場する。今回の動画について清宮さんに話を聞いた。

清宮さんはパイロット養成課程がある国内の大学を卒業後、2017年に入社。訓練を経て今年3月に国土交通省から副操縦士の発令を受け、5月から副操縦士として乗務している。

「叔父が住んでいたミシガンで乗った飛行機のパイロットが女性で、衝撃を受けました。女性でもパイロットになれると知り、最短でなれる道を考えて、操縦士養成課程のある大学に進学しました」と話す清宮さん。大学時代にニュージーランドでパイロットのライセンスを取得した清宮さんは、就職活動でジェットスター・ジャパンのオフィスを訪れた際、他社とは違う魅力にひかれたという。

 

ネットでさまざまな情報が得られる時代になったが、オフィスを訪れなければわからないことも多い。「何でも話しやすい雰囲気だなと感じました」という清宮さんは、多くの路線を飛行できることや、会社訪問で感じた組織内の風通しの良さと並び、キャプテンに対しても話しやすい雰囲気を感じ、ジェットスター・ジャパンのパイロットになることを決めた。

清宮さんが入社前に感じた風通しの良さは、厳しい訓練の中でも感じられたという。「訓練で挫折しそうになった時に、教官や同期の訓練生に悩みを相談したところ、改善策を考えられました。何でも話し合える環境がありますね」と、訓練を振り返る。

副操縦士として乗務するようになった清宮さんは、一緒にフライトするキャプテンと副操縦士の関係性は、単に雰囲気が良いだけではなく、航空会社にとってもっとも重要な安全性につながっていると指摘する。

「キャプテンが何でも話せる環境を作ってくださるので、疑問に思ったことを何でも言えます。疑問をそのままにしてしまうと、最悪の場合、安全ではない方に向かってしまいかねません」と、清宮さんは話す。

新人パイロットが成長していく上で、自分の意見をしっかり示せることは、単に働きやすいだけではなく、航空会社にとってもっとも重要な安全性につながるものだ。

そして今回、ドキュメンタリー動画に出演したことで、まだまだ少ない女性パイロットの裾野が広がって欲しいと、清宮さんは感じている。「動画を通して、やりがいのある仕事なんだということが伝わり、パイロットを目指す人が増えるといいですね」と話した。

FOUG1期生として女性副操縦士になった清宮さんに、これから実現したいことを尋ねると、「ジェットスター・ジャパンの女性キャプテンになることです」。即答だった。

今は少数派の女性パイロット。清宮さんたちの活躍で、いつの日にか珍しくない存在になってほしいものだ。

関連リンク
ジェットスター プロフェッショナルズ(ジェットスター)
ジェットスター プロフェッショナルズ Vol.2 「パイロット」編(YouTube、2分5秒)
採用情報(ジェットスター)