エアライン, 企業 — 2025年8月28日 12:45 JST

エア・ドゥ、道産B級青果を都内へ空輸 旬八青果店と物流新モデル

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エア・ドゥ(ADO/HD)は8月27日、青果店「旬八青果店」を運営するアグリゲート(東京・品川区)と共同で、道内空港からの道産品を空輸する物流の新モデルを構築すると発表した。今回の取り組みでは空輸の特徴を生かし、劣化スピードの速い「B級品以下」のものを取り扱う。道内や消費地側の物流も整備しコストを削減することで、空輸品を手ごろな価格で提供していきたい考え。

「道産空輸 AIRDOダイレクト便」の流れ(両社の資料から)

旬八青果店と物流新モデルを構築するエア・ドゥ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 道内で生産したものを羽田へ空輸する。空輸を活用することで鮮度・熟度が高いまま輸送できるようになる。従来の空輸では価格が付く「A級品」や付加価値の大きい高級品の輸送に留まっていたが、従来は産地でしか消費できなかったキズやスレなどがあるB級品も、輸送時間の短い空輸を活用することで都内でも取り扱えるようになる。

 道産の空輸品は9月1日から、都内にある旬八青果店全6店舗で取り扱う。網走市や美幌町などで生産したトウモロコシや、北見産の白玉ねぎ、道産米のほか、水産加工品も販売する。また、空輸した規格外青果を使用した惣菜も販売する。

 エア・ドゥは、道産品を自社便で空輸する産地直送サービス「道産空輸 AIRDOダイレクト便」を2024年8月に開始。道内生産地からの最速輸送による「北海道産品の高付加価値化」に焦点を当てた航空輸送で、輸送の所要時間短縮による高鮮度・完熟納品などの実現に加え、首都圏での道産品プロモーションを進めている。

関連リンク
エア・ドゥ
アグリゲート
旬八青果店

エア・ドゥ、会員ステイタス27年度から 搭乗回数でポイント付与(25年8月26日)
エア・ドゥ、羽田-札幌夜間便の通期継続=冬ダイヤ(25年8月25日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: