日本航空協会は、今年度の日本航空協会表彰の受賞者に、伊藤源嗣・元石川島播磨重工業(現IHI)会長らを選出した。「空の日」の9月24日に表彰する。
今年度の日本航空協会賞表彰は、「航空亀齢賞」が4人、「航空功績賞」が3人、「空の夢賞」が1グループと1人、「航空スポーツ賞」が1人。航空亀齢賞は伊藤氏のほか、西岡喬・元三菱重工業会長、ノンフィクション作家の柳田邦男氏で、航空功績賞は伊東信一郎・前ANAホールディングス会長、鈴木真二・東京大学名誉教授、藤野道格・元ホンダエアクラフトカンパニー(HACI)社長兼CEO(最高経営責任者)が選ばれた。
空の夢賞は、成田空港第8貨物上屋プロジェクト、前田伸二・エアロ・ジパング・プロジェクト代表、航空スポーツ賞は橋本勇希氏が選出された。
また、国際航空連盟(FAI)賞は、「ポール ティサンディエ ディプロマ」が1人、「ハンス アケルシュテッド アワード」が1人、FAIエア スポーツ メダルが2人。ディプロマは平澤浩子氏、アワードは市吉三郎氏、メダルは吉野浩清氏と井上善雄氏が選出された。
青少年航空宇宙絵画国際コンテスト日本航空協会会長賞は、柳下愛風さん(14-17歳クラス)に贈られる。
日本航空協会は、大正時代の1913年に設立された帝国飛行協会が前身で、表彰制度は1980年に設けた。航空亀齢賞は、長年にわたり航空宇宙の発展に尽力し、数え年90歳になった人の長寿を祝う賞で、航空功績賞は航空宇宙に関する文化、科学技術、事業等の発展に著しく寄与した人やグループに贈られる。
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日本航空協会
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