エアライン, 官公庁 — 2015年7月1日 09:38 JST

日本トランスオーシャン航空、客室の減圧警報作動 けが人なし

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 6月30日午前、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の那覇発関西行きNU002便(ボーイング737-400型機、登録番号JA8525)が飛行中、エンジンの不具合を示すコックピット内の警告灯が点灯し、客室内の減圧を示す警報が作動した。定刻より10分遅れで関西空港へ到着したが、乗客乗員にけが人はなかった。

客室の減圧警報が作動したJTA(写真は同型機)=12年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 NU002便は定刻より3分早い午前7時17分に那覇空港を出発。トラブルは午前8時20分ごろ、種子島空港の東北東約55キロメートルを高知沖に向け、高度約3万7000フィート(約1万1000メートル)を飛行中に発生した。

 左エンジンからの抽気システムの不具合を示すコックピット内の警告灯が点灯したため、パイロットが状況確認を始めた後、右エンジンも同様の不具合を示す警告灯が点いた。

 パイロットは機内の与圧低下に備えて、管制官に高度2万1000フィート(約6400メートル)への降下を要請。許可を得た直後に客室内の減圧を示す警報が作動したため、パイロットが客室内の酸素マスクを展開して安全高度である1万フィート(約3000メートル)まで緊急降下を開始し、管制官に緊急宣言を行った。

 酸素マスク展開時に機長がマスク着用のアナウンスを実施。JTAによると、機内に騒音などの異常はなく、関空へ午前9時20分に到着した。乗客32人と運航乗務員2人、客室乗務員3人の全員にけが人や気分が悪くなった人はいなかった。

 国土交通省航空局(JCAB)は、航空事故につながりかねない「重大インシデント」に認定。同省の運輸安全委員会(JTSB)が調査を実施する。

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日本トランスオーシャン航空
運輸安全委員会