空港, 需要, 需要実績 — 2015年1月30日 09:20 JST

成田空港、14年総発着回数と旅客数が過去最高

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 成田国際空港会社(NAA)が1月29日に発表した2014年1-12月(暦年)の速報値によると、国際線と国内線を合わせた総発着回数は前年比4%増の22万9581回と、過去最高を3年連続で更新し、過去最高となった。旅客数は1%増の3559万4965人と2007年の記録を7年ぶりに更新。開港以来最高を記録した。貨物量は5%増の204万3372トン、給油量は2%減の469万2838キロリットルだった。LCC(低コスト航空会社)の新規就航や増便などが奏功した。

14年暦年

14年の総発着回数と旅客数が過去最高を記録した成田空港=14年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 発着回数は国際線全体では1%増の17万8304回。このうち国際旅客便は1%増の15万2787回、国際貨物便は6%増の2万3406回だった。一方、国内線全体は12%増の5万1277回と初めて5万回を突破し、過去最高となった。

 旅客数は国際線が3%減の2965万1395人で、このうち日本人は12%減の1418万2233人、外国人が15%増の1014万1312人、通過客が6%減の532万7850人となった。羽田空港の国際線増便や円安の影響で日本人客は大きく減少したものの、東南アジアの訪日ビザ免除や中華圏からの訪日客増加などの要因により、外国人客の伸び率が上回った。

 国内線の旅客数は23%増の594万3570人と、過去最高だった。LCCの新規就航や増便が奏功した。

12月

 同時に発表した12月の速報値によると、国際線と国内線を合わせた総発着回数は前年同月比1%増の1万8935回と、12月としては過去最高を記録した。旅客数は4%減の284万3590人で、貨物量は前年並みの17万1785トン、給油量は8%減の38万1631キロリットルだった。

 発着回数は国際線全体では1%減の1万4780回。このうち国際旅客便は3%減の1万2541回、国際貨物便は11%増の2011回だった。一方、国内線全体は7%増の4155回で、12月では過去最高となった。

 旅客数は国際線が7%減の237万6566人で、このうち日本人は17%減の106万5706人、外国人が15%増の87万8940人、通過客が13%減の43万1920人となった。また、国内線の旅客数は9%増の46万7024人となった。

最近5カ年の成田空港の発着回数(NAAの資料から)

最近5カ年の成田空港の旅客数(NAAの資料から)

最近5カ年の成田空港の貨物量と給油量(NAAの資料から)

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