エアライン, ボーイング, 機体 — 2026年10月26日 23:56 JST

777F、747貨物機を運航機数で逆転 330機超

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 ボーイングは、双発の大型貨物機777Fの運航機数が、現在運航している4発機747の貨物機全型式の合計を上回ったと現地時間10月22日に明らかにした。最近の引き渡しを経て逆転したもので、運航中の777Fは330機を超え、世界で最も多く運航されているワイドボディーの貨物機になったという。

運航機数で747の全貨物機を上回った777F(ボーイングの動画から)

 ボーイングによると、777Fは長距離路線での高い稼働率を背景に、世界の貨物機による輸送力の約40%を担っている。2025年に777Fで運ばれた貨物の貿易額は、同社の推計で約4兆ドルに上る。6000海里(約1万1100キロ)を超える貨物機の運航便のうち、777Fが80%を占めるという。

 777Fは2009年に初納入され、携帯電話や生鮮食品、医薬品、航空機エンジンなどの輸送に使われてきた。ボーイングは、777Fの機体群が年間に輸送する貨物量も、貨物機の各型式で最多だとしている。2025年に最も長時間飛行した777Fの1機は年間6250時間で、1日平均17時間を超えた。

 ボーイングは1972年に747-200Fの初号機を納入。747の貨物機は長距離の航空貨物輸送で主力機として使われ、747-8Fまで発展した。747の最終号機となった747-8F(登録記号N863GT)は、アトラスエアー(GTI/5Y)を傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイドへ2023年1月31日に納入されている。747の貨物機の運航は現在も続いているが、運航機数では777Fが上回った。

エバレットを出発する最後のジャンボとなったアトラスエアーの747-8F=23年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

シアトル近郊のエバレット工場でボーイングからアトラスエアーへ引き渡された最後のジャンボ機747-8F貨物機=23年1月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングは777Fの納入を続ける一方、次世代大型機777Xの貨物型777-8Fの開発を進めている。炭素繊維複合材製の主翼と新型エンジンを採用し、構造上の最大搭載重量は118トン。従来の航空機と比べ、燃料消費量を30%削減できるとしている。

 777-8Fの確定受注は89機で、顧客にはANAホールディングス(ANAHD、9202)などが含まれる。777Fと777-8Fを合わせた確定受注は450機を超えている。

ANAの777F=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ファンボロー航空ショーで開かれた777-8Fと737-8の調印式の会場に飾られたANAホールディングスが発注した737-8(手前)と777-8Fの模型=22年7月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン

最後の747現地取材
・最後のジャンボ、シアトル離陸し”747″描く 放水アーチで門出祝う(23年2月2日)
・【現地取材】最後のジャンボ納入 56年の歴史に幕 最終号機は747-8F貨物機(23年2月1日)
・ラスト747納入、記念品は最終号機の切り粉封入メダル 特集・空の女王の半世紀(23年2月4日)

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・ANA、777X貨物機と737MAX発注 片野坂HD会長「安全性保証されていると確信」(22年7月19日)

777-8F
・777-8F貨物機、エバレットで製造開始 ANAも発注(25年7月22日)
・ボーイング、777X貨物機ローンチ カタール航空最大50機、27年納入へ(22年2月1日)

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