英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した、2026年8月の空港別の定時出発率によると、定期便の提供座席数が最も多い「ラージ(大規模)」部門で、日本勢はトップ20入りを逃した。7月にランクインした関西空港と福岡空港はともに圏外となり、羽田空港も7カ月連続でトップ20入りを逃した。同部門の首位はハイデラバード(インド)のラジーヴ・ガンジー国際空港で、前月4位から上昇した。中規模部門では伊丹空港が16位となり、日本勢で唯一トップ20に入った。

8月の定時出発率でラージ部門のトップ20入りを7カ月連続で逃した羽田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
空港別のデータでは、定期便の提供座席数が多い順に「ラージ(大規模)」「ミディアム(中規模)」「スモール(小規模)」と分類。定刻に対して15分以下の遅延を「定時出発」と定義する。実際のゲート出発時刻のデータを、運航予定便の90%以上で取得できた空港を対象とする。
—記事の概要—
・大規模空港
・中規模空港
・小規模空港
大規模空港
大規模空港の「ラージ」部門の首位は、ラジーヴ・ガンジー国際空港が獲得。定時出発率は90.07%、運航予定便数は1万4331便、運航路線数は92路線、平均出発遅延時間は46分だった。前月は89.79%で4位だった。
定時出発率2位はベンガルール(インド)のケンペゴウダ国際空港で89.98%、3位はコルカタ(インド)のネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港で89.05%。4位はヨハネスブルク(南アフリカ)のO・R・タンボ国際空港で88.91%、5位はバンコク(タイ)のドンムアン国際空港で88.87%だった。
日本勢はトップ20入りを逃した。7月は関空が84.50%で9位、福岡が84.03%で12位だったが、8月はいずれも圏外。関空の8カ月連続トップ20入りは途切れ、羽田も7カ月連続で上位20空港から外れた。
中規模空港
中規模空港の「ミディアム」部門は、ブラジリア国際空港(ブラジル)が首位を獲得。定時出発率は90.36%、運航予定便数は1万290便、運航路線数は47路線、平均出発遅延時間は43分だった。7月に続く首位となった。
定時出発率2位はパナマシティ(パナマ)のトクメン国際空港で89.44%、3位はカンピーナス(ブラジル)のヴィラコッポス国際空港で88.59%。4位はアーメダバード(インド)のサルダール・ヴァッラブバーイー・パテール国際空港で88.34%、5位はベロオリゾンテ(ブラジル)のタンクレド・ネヴェス国際空港で87.88%だった。
日本勢のトップ20入りは伊丹空港のみで、79.87%の16位だった。7月の9位(83.74%)から7つ順位を落とし、定時出発率は3.87ポイント低下した。
小規模空港
小規模空港の「スモール」部門は、ラサ(中国・チベット)のクンガ国際空港が首位を獲得。定時出発率は91.36%、運航予定便数は5828便、運航路線数は35路線、平均出発遅延時間は64分だった。7月に続く首位となった。
定時出発率2位はケープタウン国際空港(南アフリカ)で90.93%、3位はエルサルバドル国際空港で89.92%。4位はベレン(ブラジル)のヴァウ・デ・カンス国際空港で89.60%、5位はマレーシアのクチン国際空港で88.37%だった。
日本勢はトップ20入りを逃した。
関連リンク
Cirium
・7月の空港定時出発率、福岡5カ月ぶりトップ20入り 関空は8カ月連続=英Cirium(26年9月10日)
・7月定時到着率、日本勢の低調続く サウディア3カ月連続首位=英Cirium(26年9月10日)

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