エアライン, 官公庁, 空港 — 2019年11月26日 19:11 JST

那覇空港、第2滑走路20年3月供用開始 新管制塔は1月から

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 国土交通省航空局(JCAB)は11月26日、建設が進む那覇空港の第2滑走路を2020年3月26日から供用開始すると発表した。これに先立ち、新管制塔の運用を1月15日から始める。

那覇空港の新管制塔=19年8月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 那覇の第2滑走路は2700メートル×60メートルで、2013年4月に事業化が決まり、2014年1月に着工した。今後は「第1滑走路」と呼ばれる現在の滑走路(3000メートル×45メートル)の沖合いを埋め立てたもので、総事業費は約2074億円。年間発着回数は現在の13.5万回から24万回に拡大する。

 新管制塔は、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)などの格納庫が並ぶエリアに建設され、高さは地上88メートルで8階建てで、空港全体の視認性を確保するため、現在の管制塔より52メートル高くなった。国内の管制塔としては、羽田の115.7メートルに次ぐ2番目の高さになる。JCABによると、2本の滑走路を運用する上で最適な位置に建てたという。1月から運用を開始することで、管制官の慣熟を進める。

 工事が最終段階に入った第2滑走路では今後、無線施設などの検査や航空法の手続きが行われ、航空会社への周知などを経て3月の供用開始を迎える。

関連リンク
国土交通省
那覇空港国内線旅客ターミナル

国交省航空局の20年度概算要求、羽田など空港整備4517億円(19年8月29日)
ピーチとバニラ、那覇新ターミナル移転 連絡バス不要に(19年3月19日)
那覇LCCターミナル、開業6年5カ月で幕 ピーチが最終便、新施設へ移転(19年3月18日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post