企業 — 2014年11月14日 07:20 JST

エクスペディア、モバイルアプリ一新　旅程管理機能で旅行先でも

　オンライン旅行会社「エクスペディア」は11月13日、モバイル用アプリの新機能を紹介する説明会を都内で開催した。タブレットやスマートフォンなど、使用する端末で異なる画面やデザインで表示。検索や予約機能のほか、旅程管理機能を実装した。

タブレット版は画像を大きく配置（エクスペディア提供）

　タブレットで閲覧する場合、利用時間が長く、「旅行したい」と思いながらも行き先が未定な場合が多いことが判明。写真を大きく配置し、旅行を喚起するようにした。画面の大きさを利用し、カレンダー機能も実装した。

　一方、スマートフォンで閲覧する場合は予約など目的が明確で、利用時間が短いことから、予約から決済までを4ステップで完了できるようにした。

　アプリは従来の検索や予約機能のほか、旅程の一括管理機能も組み込んだ。空港では搭乗便の時間や搭乗口の変更、ホテルのチェックイン時間などをスマートフォンに通知。搭乗便やホテルの詳細、ホテルまでの地図や空港の案内図などの機能も備え、旅行先でも使用できるようにした。

モバイルアプリの概略を説明する木村氏＝11月13日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　従来は利用者全員が同じ情報を見ていたものを、ユーザーごとに最適化した情報の表示に変更。同一アカウントでログインすると、異なる端末で見ていた情報を、それぞれの端末で見ることができる仕組みを採用した。

　端末の種類にかかわらず、最適に表示する「レスポンシブル・ユーザー・インタフェース（UI）」を実装。たとえばパソコン版のブラウザの幅を縮めると、スマートフォンでの表示したようになる。

　登壇した同社の木村奈津子北アジア・マーケティングディレクターによると、アプリを通じての予約が堅調に推移。2013年と比較してホテルが2倍、航空券が5倍になったという。

　対応OSはiOS 7.0以上、Androidは端末により異なる。