春秋航空、成田初就航　上海から1日1往復、グループでシャトル化も

　春秋航空（CQH/9C）は冬ダイヤ初日の10月27日、上海（浦東）－成田線の運航を開始した。同社22路線目の日本路線で、成田への初の定期便となる。

成田への初の定期便を就航する春秋航空＝19年10月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

成田－上海線のシャトル便計画を述べるSPRINGの王会長＝19年10月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　1日1往復をエアバスA320型機（186席）で運航する。スケジュールは各日共通で、成田行き9C6217便は上海を午後3時50分に出発し、午後7時40分に到着。折り返しの上海行き9C6218便は午後8時40分に成田を出発し、午後10時50分に着く。

　成田発の初便となった9C6217便（A320、登録記号B-6931）は、160人が利用した。

　成田空港では春秋グループのSPRING（春秋航空日本、SJO/IJ）同様、LCC専用の第3ターミナル（T3）を使用する。成田から上海へはSPRINGも就航を計画し、同路線のシャトル化を検討する。SPRINGの成田－上海線は、早ければ12月に就航する見通し。

　SPRINGの王煒（ワン・ウェイ）会長は上海－成田線のシャトル便について、グループで1日3往復から4往復運航する計画を明らかにした。2018年の訪日客のうち、中国人は838万100人だった。王会長は「中国人の200人に1人が訪日している。もっと伸ばす余地がある」とし、シャトル便での送客強化に意欲を見せた。

　同社は2015年8月に、上海－羽田線を開設。成田への乗り入れにより、首都圏2空港へ就航する。羽田線は現在週4往復で、深夜着発のスケジュールを設定している。

春秋航空の成田発上海行き9C6217便初便に搭乗する乗客＝19年10月27日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
9C6217 上海（15:50）→成田（19:40）
9C6218 成田（20:40）→上海（22:50）

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