エアライン, 空港 — 2019年5月28日 11:02 JST

エア・ドゥ、搭乗3000万人達成　就航から20年5カ月、自社発券分で

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　エア・ドゥ（ADO/HD）は5月28日、搭乗者数累計3000万人達成の記念式典を新千歳空港で開いた。コードシェア（共同運航）を実施している全日本空輸（ANA/NH）の販売分を除いた自社発券分のみの人数で、1998年12月の就航から20年5カ月で達成した。

新千歳空港で搭乗者数3000万人に達したエア・ドゥの羽田行きHD16便の乗客に記念品を手渡す客室乗務員と谷社長＝19年5月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新千歳空港で開かれたエア・ドゥの搭乗者数3000万人の記念式典でベア・ドゥのぬいぐるみを乗客（右）にプレゼントする谷社長＝19年5月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　エア・ドゥは1996年11月14日に、北海道国際航空として札幌市内に設立。国の規制緩和に伴う「新規航空会社」として誕生した1社で、1998年12月20日に羽田－札幌線を1日3往復で開設した。

　経営悪化後の2003年2月からは、ANAとのコードシェアを開始。今回の3000万人達成は、エア・ドゥ自社販売分のみの数で、搭乗者数1000万人は2008年11月に、2000万人は2014年7月に達成している。

　3000万人は5月26日に達成。28日に開かれた式典で、エア・ドゥの谷寧久社長は「北海道の翼として、利用者の期待を超える感動を提供したい」と抱負を述べた。

　式典の対象便となった新千歳発羽田行きHD16便（ボーイング767-300型機、登録記号JA602A）の乗客には、北海道おかきの詰め合わせが記念品として手渡された。また、就職活動中の学生を対象にした「就活支援割引運賃」を利用する女性客に、同社のマスコット「ベア・ドゥ」のぬいぐるみと同社機のモデルプレーンが、3000万人達成を記念して送られた。

　エア・ドゥは3000万人達成キャンペーンとして、会員プログラム「My AIRDO」の利用者を対象に、通常は座席数に限りがある特典航空券を、6月24日から30日までの期間中は対象便に空席があれば予約できるようにする。

＊写真は8枚。