エアライン, 機体, 空港 — 2019年12月19日 16:40 JST

FDAのバイオレット16号機、静岡到着 発注分すべて受領

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 フジドリームエアラインズ(FDA/JH)の16号機となるエンブラエル175型機(E175、登録記号JA16FJ)が12月19日午後、静岡空港に到着した。同社の機体は1機ごとに色が異なるのが特徴で、16号機にはバイオレットを選定した。今年4機目、月内2機目の受領で、16号機の到着により発注分はすべてそろった。

静岡空港への到着を放水アーチで歓迎されるFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
・5年9カ月ぶり静岡着
・燃費改善仕様機

5年9カ月ぶり静岡着

静岡空港の駐機場に向け地上走行するFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 16号機は現地時間12月14日に、ブラジルのサンジョゼ・ドス・カンポスを出発。16日にブラジルのレシフェとカーボベルデのサル島、17日にスペインのアルメリア、キプロスのラルナカ、18日にアラブ首長国連邦のドバイ、インドのバラナシ、19日にベトナムのダナンを経由し、静岡空港には19日午後2時31分に到着した。7都市を経由し6日間かけて到着し、総飛行距離は約2万4300キロ、総飛行時間は約30時間となった。

 空港周辺の石雲院展望デッキなどに多くの航空ファンが詰めかけ、16号機の静岡到着を待った。機体は当初、前日の18日に到着予定だったが、15日のレシフェ出発後に大西洋を渡るために必要な通信機器が不具合を起こしたため、レシフェに引き返した。この影響により1日遅れての到着となった。

 ブラジルから静岡までのフェリーフライト(回送)は、エンブラエルのパイロット2人が担当。領収検査員を務めたFDAの整備士4人と、コーディネーター1人を乗せた16号機が到着すると、客室乗務員から機長らに花束がプレゼントされた。

 受領した機体が静岡に到着するのは、ティーグリーンの8号機(E175、JA08FJ)を受領した2014年3月以来5年9カ月ぶり。ゴールドの9号機(JA09FJ)から、12月9日に到着したローズピンクの15号機(JA15FJ)までは、県営名古屋空港(小牧)に到着した。

 FDAは2017年のパリ航空ショーで、E175を3機確定発注した。3機のうち最初に受領したのは白い12号機(JA12FJ)で、ワインレッドの14号機(JA14FJ)の受領によりパリでの発注分がそろった。

 パリ航空ショーでの契約には別途3機の購入権が含まれているものの、現段階では行使していない。追加導入した2機は購入権とは別に発注した追加分で、15号機と16号機が該当する。FDAの鈴木与平会長は、20機体制を構築する意向を示している。

 定期便への投入は24日からで、初便は静岡を午前8時30分に出発する出雲行きJH181便となる予定。

燃費改善仕様機

 16号機の受領により、E170型機を3機、E175を13機の計16機保有することになり、それぞれに異なる塗装を施している。

 1号機(E170、JA01FJ)はドリームレッド、2号機(E170、JA02FJ)はライトブルー、3号機(E175、JA03FJ)はピンク、4号機はグリーン、5号機(E175、JA05FJ)はオレンジ、6号機(E175、JA06FJ)はパープル、7号機(E175、JA07FJ)はイエロー、8号機はティーグリーン。2015年3月23日に受領した9号機はゴールド、2016年3月9日に受領した10号機(E175、JA10FJ)はシルバー、11号機(JA11FJ)はグリーン、2018年3月10日に受領した12号機は白色、今年3月25日に小牧に到着した13号機(JA13FJ)はネイビー、6月24日到着の14号機はワインレッド、12月9日に到着した15号機はローズピンクを選定している。

 2019年は13号機から16号機まで、4機受領した。

 16号機は9号機から15号機と同一仕様。燃費を5.5%改善する「フューエル・バーン・インプルーブメント(パッケージ2)」が施された。主翼端のウイングレットが大型化した「ウイングチップ」となり、全幅が従来より2.65メートル広がり、28.65メートルになった。

 エンジンは従来のE175と同じGE製CF34-8Eを搭載し、最大離陸重量は37.5トン、航続距離は約3000キロ。座席数も既存機と同じ84席で、シートピッチは31インチ(79センチ)となっている。

 また、GPS情報を基に位置情報や高度、速度などを送信する装置「ADS-B OUT」や、大気中の電磁気や静電気などを機体上部のアンテナで検知し、天気レーダー上に雷の状況を示す「ライトニングセンサー」を備えている。

*写真は18枚。

静岡空港の石雲院展望デッキでFDA 16号機の到着を待つファン=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港に着陸するFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港に着陸したFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港への到着を放水アーチで歓迎されるFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港への到着を放水アーチで歓迎されるFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港の駐機場に向け地上走行するFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港に到着するFDAの16号機=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港に到着した16号機を横断幕で歓迎するFDAの地上係員ら=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

16号機のフェリーフライトを担当したパイロットらに花束を渡すFDAの客室乗務員=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

空港近くで16号機の到着を待つファンに手を振るFDAのスタッフら=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

FDAのスタッフらに手を振り返す空港近くで16号機の到着を待つファン=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

静岡空港に到着した16号機を撮影するFDAの地上係員=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バイオレット塗装を施したFDAの16号機となるE175=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バイオレット塗装を施したFDAの16号機となるE175=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バイオレット塗装を施したFDAの16号機となるE175=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バイオレット塗装を施したFDAの16号機となるE175=19年12月19日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関連リンク
フジドリームエアラインズ
Embraer

ローズピンク15号機
・FDA、15号機が15日就航 ローズピンクのE175、小牧から花巻へ(19年12月13日)

2機追加導入
・FDA、E175を2機追加導入 12月受領へ(19年6月25日)

1機ごとに色が異なるのが特徴
・FDAのワインレッド14号機、小牧到着 28日就航、高知行き(19年6月24日)
・FDAのネイビー13号機、小牧到着 28日就航(19年3月25日)
・FDAの白い12号機、小牧到着 18日から定期便(18年3月14日)
・曇り空に溶け込むシルバー 写真特集・FDAの10号機到着(16年3月11日)
・FDA、10号機はシルバー 一番人気はレインボー(16年3月9日)
・愛称はしゃちほこ号? 写真特集・FDAのゴールド9号機(機内編)(15年3月25日)
・黄金色のエンブラエル、名古屋に降り立つ 写真特集・FDAのゴールド9号機(機体編)(15年3月24日)
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