エアバス・ヘリコプターズは現地時間10月7日、ルーマニア政府との大型多用途ヘリコプターH225M 12機の調達契約を発表した。ルーマニア国防省によると、契約は7月17日に締結済みで、12機の購入命令額は約7億5700万ユーロ。ルーマニア空軍が運用するIAR-330「ピューマ」を更新する。

H225M(エアバス提供)
IAR-330は、ルーマニアでライセンス生産されたピューマで、ルーマニアはH225M 12機を導入し、通常作戦と特殊作戦に使用するPuma部隊の更新を始める。ルーマニア国防省は今回のH225Mについて、地上目標への対処を想定し、攻撃や偵察、監視、戦術的防護、昼夜の空中強襲任務を実施できる仕様としている。
調達は、EU(欧州連合)の防衛投資を支援する「Security Action for Europe(SAFE)」の枠組みを利用する。ルーマニア国防省装備総局がフランス装備総局(DGA)との間で購入命令を締結し、DGAが契約当局となる。SAFEのプロジェクトとして承認された総額は8億5200万ユーロで、調達には初期兵站支援と要員訓練も含まれる。納入は段階的に進め、2030年までを予定している。
ルーマニアはこれまでに、海軍仕様のH215Mを2機発注。エアバスによると、今回の契約は、ルーマニアとエアバス・ヘリコプターズがSAFEの枠組みで締結した2件目で、これに先立ち、ルーマニアは公共サービス任務向けにH160を7機、H145を5機発注している。
エアバスはルーマニアで20年以上事業を展開している。エアバス・ヘリコプターズは現地のカスタマーセンターでルーマニアのエアバス製ヘリコプターを支援しているほか、同国唯一のヘリコプターメーカーであるIARと長期的に提携している。
エアバスによると、H225とH225Mは世界で350機超が運用され、累計飛行時間は100万時間を超えている。
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Airbus Helicopters
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