官公庁, 需要, 需要実績 — 2026年9月25日 18:10 JST

25年10-12月期、定時出発・到着90%超え1社のみ スターフライヤー首位=国交省情報公開

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 国土交通省航空局(JCAB)は、全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、LCC 3社など、特定本邦航空運送事業者10社に関する「航空輸送サービスに係る情報公開」の2025年10-12月期分を公表した。各社平均の定時出発・定時到着ともに90%超えは1社のみだった。

25年10-12月期の定時出発・到着率で唯一の90%超えとなったスターフライヤー=25年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 10社のうち定時出発率が最も高かったのはスターフライヤー(SFJ/7G、9206)、定時到着率もスターフライヤーとなった。最下位は定時出発がジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、定時到着はエア・ドゥ(ADO/HD)で、出発を基準とする「遅延率」はジェットスター・ジャパンが最も高かった。

 10社全体の遅延率は0.45ポイント悪化し17.39%、欠航率は0.63ポイント悪化し1.31%だった。遅延の原因は「機材繰り」が、欠航も「機材繰り」が目立った。

 JCABの情報公開は「定時出発率」「定時到着率」「遅延率」「欠航率」などを調査。定時到着率は2024年度から調査を始め、より利用者の利便性に直結する到着を調査対象としている。

—記事の概要—
・定時出発率
・定時到着率
・遅延率
・欠航率
・航空会社ごとの定時出発・到着率、遅延率、欠航率
・旅客数上位5路線
・利用率上位5路線
・利用率下位5路線

定時出発率

 定時出発率は、スターフライヤーが94.66%で1位を獲得。2位はスカイマーク(SKY/BC、9204)で88.37%、3位はピーチ・アビエーション(APJ/MM)で85.52%だった。

 値がもっとも低かったのは、ジェットスター・ジャパンの76.86%。2位はエア・ドゥの77.31%、3位はANAの80.66%が続いた。

定時到着率

 2024年度から調査対象となった定時到着率は、スターフライヤーが94.15%で1位を獲得。2位はソラシドエア(SNJ/6J)で86.76%、3位はスカイマークで85.83%だった。

 値がもっとも低かったのは、エア・ドゥの76.11%。2位はANAの78.13%、3位はJALの80.13%が続いた。

遅延率

 出発予定時刻よりも15分を超えて出発した「遅延率」は、ジェットスター・ジャパンが23.19%でワースト1位。遅延理由の1位は「機材繰り」が最も高かった。以下、エア・ドゥが22.68%、ANAが19.35%と続いた。遅延率が最も低かったのはスターフライヤーで、5.32%だった。

 遅延理由の1位は、スプリング・ジャパンが「その他」で、残り9社が「機材繰り」だった。

航空輸送サービスに係る情報公開25年10-12月期の遅延率(国交省の資料から)

欠航率

 欠航率は、エア・ドゥの4.12%がワースト1位。欠航理由は「機材繰り」が最も高かった。以下、JALが1.51%、ANAが1.40%と続いた。最も低かったスターフライヤーの欠航率は0.02%だった。

 欠航理由の1位は、スターフライヤーが「機材故障」、ソラシドが「その他」、スカイマークとピーチ、ジェットスターの3社が「機材繰り」で、残り5社が「機材繰り」だった。

航空輸送サービスに係る情報公開25年10-12月期の欠航率(国交省の資料から)

 以下は航空会社ごとの定時出発・到着率と遅延率、欠航率。

航空会社ごとの定時出発・到着率、遅延率、欠航率

航空会社  定時出発率     定時到着率      遅延率          欠航率
・ANA	80.66 (81.41) 78.13 (77.94) 19.35 (18.59)  1.40  (0.63)
・JAL	82.54 (81.43) 80.13 (77.48) 17.45 (18.56)  1.51  (0.91)
・JTA	83.72 (87.71) 84.33 (86.06) 16.28 (12.27)  0.79  (0.44)
・SKY	88.37 (91.53) 85.83 (88.66) 11.64  (8.48)  0.68  (0.17)
・ADO	77.31 (83.68) 76.11 (82.68) 22.68 (16.32)  4.12  (0.78)
・SNJ	84.84 (85.89) 86.76 (86.97) 15.13 (14.13)  0.43  (1.15)
・SFJ	94.66 (92.30) 94.15 (90.60)  5.32  (7.69)  0.02  (0.40)
・APJ	85.52 (85.31) 85.12 (84.28) 14.48 (14.68)  0.64  (0.18)
・JJP	76.86 (78.94) 81.09 (79.59) 23.19 (21.20)  0.97  (0.54)
・SJO	85.28 (84.24) 83.89 (82.41) 15.18 (17.78)  0.52  (0.74)

*括弧内は前年同期の値
*航空会社ごとの合計値は別の資料によるもので上記表の合計値とは小数点以下が一致しない社がある

 また、輸送実績は平均搭乗区間距離が前年同期比4キロ増の958キロメートル、輸送人員が49万9292人増の2822万1094人、輸送人キロが5億9852万2000人キロ増の270億3544万人キロ、旅客収入が246億6100万円増の4361億8400万円、輸送人員あたり旅客収入が700円増の1万5500円、輸送人キロあたり旅客収入が0.5円増の16.1円だった。

 旅客数は上位5路線のうち、羽田-福岡間が256万5380人で1位。全路線では2781万4886人となった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は上位5路線の1位が、成田-宮崎間の91.8%、下位5路線の1位は宮古-石垣間で24.4%、全路線平均は82.2%だった。

旅客数上位5路線
1位 羽田-福岡 256万5380人
2位 羽田-札幌 256万5236人
3位 羽田-那覇 183万1616人
4位 羽田-伊丹 135万6730人
5位 羽田-鹿児島 67万6176人

利用率上位5路線
1位 成田-宮崎 91.8%
2位 成田-伊丹 91.6%
3位 成田-鹿児島 90.7%
4位 伊丹-那覇 90.0%
5位 高知-成田 89.9%

利用率下位5路線
1位 宮古-石垣 24.4%
2位 丘珠-奥尻 35.2%
3位 函館-奥尻 43.5%
4位 羽田-八丈島 52.9%
5位 沖永良部-徳之島 53.8%

特定本邦事業者*
・日本航空:JAL
・全日本空輸:ANA
・日本トランスオーシャン航空:JTA
・スカイマーク:SKY
・エア・ドゥ:ADO
・ソラシドエア:SNJ
・スターフライヤー:SFJ
・ピーチ・アビエーション:APJ
・ジェットスター・ジャパン:JJP
・スプリング・ジャパン:SJO(貨物専用路線は除く)
* 客席数が100または最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用して行う航空運送事業を経営する日本国内の航空運送事業者

航空輸送サービスに係る情報公開25年10-12月期の上位5区間の旅客数(国交省の資料から)

航空輸送サービスに係る情報公開25年10-12月期の上位・下位5区間の利用率(国交省の資料から)

関連リンク
国土交通省

・25年度定時性、到着90%超えゼロ 出発はスターフライヤーのみ=国交省情報公開(26年8月13日)
・25年7-9月期、定時出発・到着90%超えゼロ=国交省情報公開(26年6月15日)