成田空港、C滑走路新設やターミナル統合へ愛称募集「第2の開港」テーマに

　成田空港を運営する成田国際空港会社（NAA）と千葉県は4月18日、第3滑走路（C滑走路）の新設や新ターミナルに集約するワンターミナル化など、複数の「ビッグプロジェクト」を総称する愛称の募集を始めた。「第2の開港」とも言える取り組みをひとつに表す名称を選定し、空港の将来像を広く発信していく。

29年3月末の供用開始を目指す成田空港のC滑走路新設・B滑走路延伸計画（NAAの資料から）

成田空港で進む「ビッグプロジェクト」の愛称を募集しているNAA（同社サイトから）

　募集期間は5月23日までで、関心があれば誰でも応募可能。名称は成田空港らしさがあり、意味や理由が明確であること、既存の名称と重複せず、著作権や商標権を侵害しないことなどが条件となる。応募は1人1点までで、採用された名称の権利はNAAに帰属する。

　応募はNAAのウェブサイトから。選定はNAAと千葉県の事務局で候補を絞り、有識者を含む選定委員会で審議した上で、「成田空港に関する四者協議会」（国・千葉県・空港周辺9市町・NAA）で決定する。発表は6月から7月ごろを予定し、候補者の中から抽選で10人に成田空港関連の景品を贈る。

　NAAと千葉県は現在、第3滑走路の整備や夜間飛行制限の緩和といった「更なる機能強化」に加え、3つの旅客ターミナルを統合する「新しい成田空港」構想を推進。旅客・貨物機能の強化に加え、エアポートシティ構想など地域との連携も見据えており、次世代の成田空港像を広く発信していきたいという。

「『新しい成田空港』構想」のとりまとめで示した将来的なターミナル配置イメージ（NAAの資料から）

関連リンク
成田空港の未来に関する新名称を募集します！（NAA）
成田国際空港

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