ハワイアン航空、羽田－コナ3年7カ月ぶり再開　羽田初便ほぼ満席、記念品で祝う

　ハワイアン航空（HAL/HA）は冬ダイヤ初日の10月29日深夜に、コナ－羽田線のうち羽田発便を再開する。同路線は新型コロナウイルスの影響により2020年3月から運休しており、3年7カ月ぶりの再開となる。羽田空港の出発カウンター付近で記念品を配り、再開を祝った。

利用客に記念品を手渡し談笑するハワイアン航空の宍戸支社長（右から2人目）＝23年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　コナ－羽田線は運航日を限定して再開し、当初は往復とも10月29日と11月1日、3日の3日間運航。コナ発は30日夜の羽田着便が再開初便となる。11月22日から週1往復となり、2024年3月には運休前の週3往復に戻す。

　11月22日以降は3月1日まで週1往復で、12月21日までは水曜、22日から1月25日までは金曜、26日から3月1日までは日曜に運航する。その後3月2日から12日までは週2往復に増便し、金曜と日曜となる。同月13日からは水曜も追加し、週3往復へ増便となり運休前の便数に戻る。

　運航スケジュールは、羽田行きHA851便がコナを午後6時15分に出発し、翌日午後10時着。コナ行きHA852便は午後11時55分に羽田を出発し、午後0時50分に到着する。機材はエアバスA330-200型機（3クラス278席：ビジネス18席、エクストラ・コンフォート68席、エコノミー192席）を投入する。

　ハワイアン航空の宍戸隆哉日本支社長によると、羽田発の再開初便となるコナ行きHA852便はほぼ満席だという。コロナ前のコナ－羽田線は利用率が80％台後半で推移しており、運休前の週3往復に戻る3月中旬以降に本格的な回復を目指したい考え。

　再開の記念品はバゲージタグやエコバッグなどを用意。カウンターで手続きを終えた利用客に、宍戸支社長のほか同社スタッフらが配った。

　ハワイアン航空の日本路線は再開したコナ－羽田線を含め5路線となった。コナ－羽田線以外の4路線はホノルルから乗り入れている。冬ダイヤのホノルル線は羽田と関西の2路線が週7往復（1日1往復）ずつ、成田線は週6往復、福岡線は週3往復で、日本路線の提供座席数は、コナ線が週3往復に戻る3月13日までに今年夏と比較し59％増加する見通し。

ハワイアン航空のコナ行きHA852便を示す羽田空港の出発案内モニター＝23年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ハワイ行きのチェックインが進む羽田空港にあるハワイアン航空のカウンター＝23年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ハワイアン航空の羽田－コナ線再開記念で用意したプレゼント＝23年10月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
HA851 コナ（18:15）→羽田（翌日22:00）
HA852 羽田（23:55）→コナ（12:50）

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