ANA X、サイバーエージェントと提携　広告配信強化や人材育成

　ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下でプラットフォーム事業を担うANA X（ANAエックス）は3月17日、サイバーエージェント（4751）とデジタル広告配信事業に関する業務提携契約を締結した。ANAグループは事業構造改革を進めており、非航空事業分野の強化につなげる。今秋から広告配信を始める。

ANA Xがサイバーエージェントと業務提携＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ANA Xが進めるデジタル広告配信事業を、サイバーエージェントが支援。人材交流も行い、ANAグループの広告事業を担う中核人材の育成にも取り組む。

　広告配信事業では、ANAグループが持つ航空利用データや約3700万人のANAマイレージクラブ（AMC）の会員データなどを活用。ANA Xがこれらを生かした独自の広告配信システムを開発する。

　人材交流では、サイバーエージェントが持つデジタルマーケティングの知見や商品開発、AI技術などのノウハウを提供。ANA Xがデジタルプラットフォーム企業として成長するための組織能力と人材開発の強化を進める。

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