エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2021年11月30日 16:27 JST

エア・ドゥのロコンジェット、新千歳空港へフェリー　12/1就航

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　12月1日に就航するポケットモンスター（ポケモン）のキャラクター「アローラロコン」と「ロコン」を描いたエア・ドゥ（ADO/HD）の特別塗装機「ロコンジェット北海道」（ボーイング767-300ER型機、登録記号JA607A）が11月30日午後、羽田空港を出発し、初便の出発地である新千歳空港へ向かった。新千歳を1日午後0時20分に出発する羽田行きHD20便で、乗客にはプレゼントを手渡す。

羽田空港から初便の出発地新千歳空港へ向かうエア・ドゥの「ロコンジェット北海道」のフェリーフライトHD9001便＝21年11月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　機体に描かれているアローラロコンとロコンはキツネのポケモンで、北海道を道内外にPRする「北海道だいすき発見隊」に任命されていることから選ばれた。機体左側にアローラロコン、右側はロコンを描き、エア・ドゥのコーポレートカラー「AIRDOブルー」を左に、「AIRDOイエロー」を右に配した。

　客室はヘッドレストカバーを3種類用意し、アローラロコンを右側のA席からC席、ロコンを左側のE席からF席、それぞれ3席ずつに配置。2匹描いたカバーを中央のD席とロコンのポケモン図鑑番号37番にちなんだ37列目のA席からG席に使用する。客室乗務員はオリジナルエプロンを着用し、ドリンクはオリジナル紙コップで提供する。

オリジナルのヘッドレストを備えるエア・ドゥの特別塗装機「ロコンジェット北海道」の普通席＝21年11月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　ロコンジェットとして運航するJA607Aは、全日本空輸（ANA/NH）が国内線に投入していた機材で、11月2日付でエア・ドゥの機材となった。塗装作業は那覇空港にあるANAホールディングス（ANAHD、9202）などが出資する整備会社MRO Japan（MROジャパン）で5日から26日まで進められ、羽田には28日夜に到着した。

　運航期間は5年間を予定。同機が就航すると、ポケモンのキャラクターを描いた現行機は、2020年12月19日に就航したソラシドエア（SNJ/6J）の宮崎県をPRするデカール機「ナッシーリゾート in 宮崎号」（737-800、JA812X）、スカイマーク（SKY/BC）が今年6月21日に就航させた「ピカチュウ」をデザインした特別塗装機「ピカチュウジェットBC」（737-800、JA73AB）と合わせて3機で、塗装による機体が2機とデカールを貼った機体が1機となる。

＊写真は9枚。