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JAL、成田-ホノルル追加減便 ソウル臨時便も

 日本航空(JAL/JL、9201)は3月12日、成田-ホノルル線の追加減便や中韓路線の期間運休など、国際線の運航計画を変更した。中国本土から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもの。

成田-ホノルル線を追加減便するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田-ホノルル線は、週7往復(1日1往復)のJL784/783便を18日と20日から22日にかけて運休し、15日と16日に運休するJL786/785便は23日も運休して減便。通常は1日4往復運航しているが、減便期間中は1日3往復になる。

 また、日本への帰国者など首都圏とソウルを結ぶ移動手段として、成田-ソウル(仁川)間の臨時便を18日と22日に設定した。運航スケジュールは、仁川行きJL8951便が成田を午後2時45分に出発して午後5時30分着。成田行きJL8952便が午後6時55分に仁川を出発し、午後9時15分に到着する。

 中国と韓国からの入国が事実上禁止されたため、週7往復の羽田-上海(虹橋)線(JL81/82)と上海(浦東)線(JL85/86)を16日から22日まで、週3往復の羽田-広州線(JL87/88)を18日から31日まで、週14往復(1日2往復)の羽田-ソウル(金浦)線(JL91/92、JL93/94)を15日から22日まで期間運休する。

 羽田-中国路線は中国発の旅客を乗せられないため、復路は貨物のみ搭載している。14日と15日の虹橋発羽田行きJL82便と浦東発羽田行きJL86便、15日の広州発羽田行JL88便は運休となる。

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各空港でも影響
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セントレアの検疫で感染者確認
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