川崎重工、100機目のCH-47J納入　陸自に性能向上型

　川崎重工業（7012）は1月17日、自衛隊向け輸送ヘリコプター「CH-47JA」を陸上自衛隊第1ヘリコプター団に引き渡したと発表した。陸自のほか、航空自衛隊の「CH-47J」と合わせ、100機目の機体となる。

陸自向けCH-47JA（川崎重工提供）

　川重は1984年、ボーイングとのライセンス締結後にCH-47Jの製造に着手。CH-47JAは、大型の燃料タンクを装備し航続距離を伸ばした陸自向けの性能向上型モデルで、1993年に製造を開始した。1986年度から現在まで、両機種を合わせて69機を納入した。

　空自向けのCH-47Jは1986年度から2012年度にかけて、計31機を引き渡している。

　CH-47JAはタンデムローター式のヘリで、定員55人。パイロットと機上整備士計3人で運航する。陸自は「V-107」の後継機材として導入している。

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