AirJapan、機内で座席移動料金　前方席3000円

　ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下のエアージャパン（AJX/NQ）は、自社ブランド「AirJapan」便に座席移動料金を設定した。空席状況により有料で座席を移動でき、料金は機内で客室乗務員に支払う。

座席移動料金を設定したAirJapan便＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　AirJapan便の機材はボーイング787-8型機で、座席数は1クラス324席。成田－バンコク、シンガポール線の場合、座席移動料金は前方1-9列目へ移動すると4000円、10・30列目と非常口座席が3000円、11-28列目と31-42列目が1300円、各カテゴリー内の移動は1300円。ソウル線の場合、前方1-9列目が1500円、10・30列目と非常口座席が1000円、11-28列目と31-42列目が500円で、各カテゴリー内の移動は500円となる。

　座席移動料金は機内のみの扱いで、11月1日の成田発便から取り扱いを開始。AirJapanの予約サイトや空港のカウンターでは扱わない。

　ANAHDは10月30日、AirJapan便の運航を、冬ダイヤ最終日の2026年3月28日で休止すると発表。エアージャパン社は全日本空輸（ANA/NH）の国際線も一部運航しており、コロナ前の体制に戻す。

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