ANA、ふるさと納税応援サイトを4月開設　スカイコイン付与も

　全日本空輸（ANA/NH）は、ふるさと納税の応援ポータルサイト「ANAのふるさと納税」を4月から立ち上げ、運用を始める。

ふるさと納税応援サイトを開設するANA＝15年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　サイトでは、ふるさと納税のお礼品の紹介と寄付の申し込みのほか、観光地を紹介。全国の地方自治体に対し、サイトへの参加を呼び掛けていく。マイルから同社ウェブサイトで航空券購入などに利用できる電子クーポン「SKYコイン」（スカイコイン）も連携させ、地域への送客などを実施する。

　各自治体のお礼品については、サイト上で自治体ごとの紹介ページを用意。カテゴリーごとにお礼品を選べ、新着情報のほか人気の自治体やお礼品をわかりやすく表示するという。サイトを通じたふるさと納税の利用者には、ANAグループがスカイコインを付与する。

　自治体での情報管理は、ヤマト運輸をはじめとするヤマトグループの「ふるさと納税トータル支援サービス」を採用。自治体への寄付からお礼品の配送まで、ANAグループとヤマトグループが連携して対応する。

　今後は、自治体主導の目的型寄付「ガバメントクラウドファンディング」にも対応を予定。観光施設の保全や観光地のリノベーションなど、地域の観光活性化にもつなげていく。また、ANAのショッピングサイト「A-style」へのお礼品の展開も検討する。

　ふるさと納税は、2008年度に制度が発足。日本全体で2008年度は約8.1億円だったが、2014年度には2008年度比で約48倍となる約389億円に達している。

関連リンク
ふるさと納税（総務省）
全日本空輸
ヤマトホールディングス