空港 — 2018年9月5日 11:01 JST

関空、泉佐野駅へ孤立者用連絡バス　鉄道再開は未定

　関西空港を運営する関西エアポート（KAP）は9月5日、空港内に孤立した約3000人の利用者を対岸へ運ぶため、南海電鉄泉佐野駅行き無料シャトルバスの運行を始めた。

＊14日1タミ再開が正式発表。記事はこちら。

孤立者を運ぶ連絡バスの運行を始めた関西空港（資料写真）＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　南海バスと関西空港交通が午前8時すぎから運行。関空第1ターミナルの2番バス乗り場から出発する。泉佐野駅からは乗車できない。

　関空では、空港島と対岸を結ぶ連絡橋が4日午後に損傷したため、4日夜は約3000人の利用者が孤立。午前6時すぎからは、神戸空港へ向かう高速船を15-20分間隔で運航している。

　関空を拠点とするピーチ・アビエーション（APJ/MM）は、関空を発着する5日の国際線と国内線全便を欠航。日本航空（JAL/JL、9201）と全日本空輸（ANA/NH）の大手2社も、国内線と国際線合わせて112便の欠航が決定している。

　南海電鉄によると、空港線の運転再開時期は未定だという。