ソラシドエア(SNJ/6J)は11月4日、同社が利用する外部メール配信サービスへの不正アクセスにより、顧客のメールアドレス約49万件が漏洩したと発表した。10月31日から予約・搭乗関連などのメール配信を停止しており、再開時期は未定となっている。

メールアドレスが約49万件が漏洩したソラシドエア=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
不正アクセスを受けたのは、委託会社が運営するメール配信サービス。第三者がファイルをダウンロードし、その一部に個人情報が含まれていた。11月4日までに漏洩を確認したのはメールアドレスで、氏名や住所、電話番号、クレジットカード情報などは漏洩していないという。
メール配信の停止対象は、航空券の予約や購入、変更、払い戻し、遅延・欠航などの運航情報、搭乗券の送付、オンラインチェックインの案内など。マイル残高のお知らせや搭乗御礼のメールも停止している。
同社は利用客に対し、予約番号や航空券番号を控え、予約内容や運航状況を公式サイトで確認するよう案内している。搭乗券をメールで送付できないため、iPhoneではApple Walletへの追加、AndroidではPDFの印刷や空港の自動チェックイン機での手続きなどを案内している。
ソラシドエアは10月28日、委託会社からメール配信サービスの一部サーバーで不正アクセスがあり、個人情報の一部が流出したとの報告を受け、メールサービスを一部停止した。30日には同社に関する情報漏洩はないとの報告があり、サービスが一時復旧した。
31日にはセキュリティ上の予防措置として、予約・搭乗に関するすべてのメールを停止した。また、28日に不正アクセスが判明したサーバーの範囲が拡大したとの報告を受けた。11月2日には顧客のメールアドレスが外部に持ち出された可能性があるとの報告を受け、4日に影響規模を特定した。
ソラシドエアによると、不正アクセスはすでに遮断し、被害拡大を防ぐ対策を実施している。11月4日には個人情報保護委員会への報告を完了した。対象者への個別連絡は準備が整い次第実施する予定で、同社を装った不審なメールへの注意も呼びかけるとしている。
関連リンク
ソラシドエア
エア・ドゥも
・エア・ドゥ、メールアドレス最大67万3920件流出 予約・運航情報メール停止(26年11月5日)
エア・ドゥとソラシドエア
・ANA、エア・ドゥとソラシド持株会社を完全子会社化へ ANAブランドに統合も(26年10月29日)
不正アクセスや不具合
・スカイマーク、社員・退職者の個人情報が閲覧可能に 顔写真など漏えいのおそれ (26年11月2日)
・ANA、不正アクセス影響3.8万人 1700人はパスポート番号も=アマデウス問題(26年10月30日)
・大韓航空とアシアナ、アマデウス不正アクセスで予約番号流出か(26年10月28日)
・JALとJTA、アマデウス不正アクセスで予約情報9.2万人対象 クレカやパスワード流出なし(26年10月28日 )

Comments are closed