ユナイテッド航空、睡眠重視の新ビジネス　12月から777に

　ユナイテッド航空（UAL/UA）は現地時間12月1日から、快適な睡眠を追求したビジネスクラスを導入する。フルフラットシートに米百貨店の寝具を完備し、空港に専用ラウンジも設置する。

12月から導入を開始する新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」（ユナイテッド航空提供）

　新ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス」に導入するシートは、英Acumen Design Associates社と英PriestmanGoode社が共同でデザインを手がけ、ゾディアック・シート・UKが製造。全席から通路へアクセス可能な全長約198センチ（6フィート6インチ）のフルフラットシートで、16インチのパーソナルスクリーンも備える。

　新シートは12月に受領予定のボーイング777-300ER型機で導入を開始。767-300や777-200のほか、受領を予定している787-10やエアバスA350-1000型機にも順次設定する。

　寝具はニューヨークの百貨店、サックス・フィフス・アベニューと共同開発。全便でスリッパを用意し、12時間を超える路線では、オリジナルのパジャマも提供する。

　専用ラウンジは9空港に設置。仮眠スペースやシャワー設備などを完備し、リラックス空間を提供する。1カ所目となるシカゴ・オヘア空港には12月に開設し、残り8カ所は2017年を予定している。開設するのはロサンゼルスとサンフランシスコ、ヒューストン、ニューアーク、ダレス（ワシントン）の米国内5カ所と、成田、香港、ヒースロー（ロンドン）の国外3カ所となる。

　ユナイテッド航空は6月から、米航空会社の運航便では最長となるサンフランシスコ－シンガポール線の運航を開始した。

全席から通路にアクセスできるシート（ユナイテッド航空提供）

サックス・フィフス・アベニューと共同開発した寝具（ユナイテッド航空提供）

9空港に開設するラウンジ（ユナイテッド航空提供）

関連リンク
Polaris Business Class（United Airlines）

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