エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2014年7月25日 07:00 JST

JAL、冬ダイヤで国際線乗継ぎ向上 サンフランシスコ線にスカイスイート777

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 日本航空(JAL/JL、9201)は10月26日に始まる冬ダイヤから、成田と羽田を出発する一部国際線でスケジュールを変更する。北米線とアジア線の出発・到着時間を近づけることで、北米-アジア間や日本各都市への乗り継ぎ利便性の向上を狙う。

冬ダイヤで一部国際線の時間を変更するJAL=13年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田-ボストン線は、成田午前発を夕方発に変更。アジアから同日接続できる都市を現在の7都市から15都市に増やす。

 JL8便は午後6時20分に成田を出発、ボストンに午後4時50分に到着する。JL7便はボストンを午前11時50分に出発、成田着は翌日の午後3時35分。

 成田-ホーチミン線は、成田早朝着を夕方着に変更。北米3都市への乗り継ぎ時間が4時間程度必要ものを3時間程度に短縮し、アメリカン航空(AAL/AA)とのコードシェア便も含め、7都市に拡大する。

 JL759便は成田を午後5時55分に出発、ホーチミンに午後10時30分に到着する。JL750便はホーチミンを午前8時10分に出発、成田着は午後3時35分。

北米-アジア間で、成田での同日乗り継ぎ可能路線(JALの資料から)

 羽田-サンフランシスコ線は、羽田夜着を早朝着に変更。国内線全線への同日乗り継ぎのほか、アジア7都市へ同日接続する。機材をボーイング787-8型機から、国際線用ボーイング777-300ER型機の新仕様機「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」に変更する。座席数はファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー135または147席。

 JL2便は午前0時5分に羽田を出発、サンフランシスコに前日の午後4時25分に到着する。JL1便はサンフランシスコを午前0時35分に出発、羽田着は翌日の午前5時。スケジュール変更は12月1日から。

 羽田-ホーチミン線は、羽田夜着を早朝着に変更。国内線全線への同日乗り継ぎを実現する。JL79便は羽田を午前1時30分に出発、ホーチミンに午前5時50分に到着する。JL70便はホーチミンを午後11時45分に出発、羽田着は翌日の午前6時55分。

サンフランシスコ-アジア間で、羽田での同日乗り継ぎ可能路線(JALの資料から)

変更分の運航スケジュール
成田-ボストン線(10月26日から)
JL8 成田(18:20)→ボストン(16:50)出発日:12月31日まで
JL7 ボストン(11:50)→成田(翌日15:35)出発日:12月31日まで
JL8 成田(18:20)→ボストン(17:05)出発日:1月1日から
JL7 ボストン(12:00)→成田(翌日15:35)出発日:1月1日から
*11月1日までと2015年3月8日以降は夏時間のため、米国発着が1時間遅くなる

成田-ホーチミン線(10月26日から)
JL759 成田(17:55)→ホーチミン(22:30)
JL750 ホーチミン(08:10)→成田(15:35)

羽田-サンフランシスコ線(12月1日から)
JL2 羽田(00:05)→サンフランシスコ(前日16:25)出発日:12月31日まで
JL1 サンフランシスコ(00:35)→羽田(翌日05:00)出発日:12月31日まで
JL2 羽田(00:05)→サンフランシスコ(前日16:35)出発日:1月1日から
JL1 サンフランシスコ(00:45)→羽田(翌日05:00)出発日:1月1日から
*2015年3月8日以降は夏時間のため、米国発着が1時間遅くなる

羽田-ホーチミン線(10月26日から)
JL79 羽田(01:30)→ホーチミン(05:50)
JL70 ホーチミン(23:45)→羽田(翌日06:55)

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