ジェイエア、1億円に減資　年度末に財務健全化

　ジェイエア（JAR/XM）は2月25日、資本金を2億円から1億円に減資すると発表した。株主総会の決議は3月9日、効力発生日は同月29日を予定している。

1億円に減資するジェイエア＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ジェイエアは日本航空（JAL/JL、9201）が100％出資する航空会社で、伊丹空港を拠点に地方路線を運航。同社によると、利益剰余金のマイナス解消や配当復活など、年度末に向けて財務健全化を図るために減資するといい、ジェイエア側で決めたという。

　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で、減資する航空会社が増えている。資本金が1億円となることで、税制上は中小企業として扱われる。JALグループでは、LCCのスプリング・ジャパン（旧春秋航空日本、SJO/IJ）とZIPAIR（ジップエア、TZP/ZG）の2社が1億円に減資すると発表しており、スカイマーク（SKY/BC）やエア・ドゥ（ADO/HD）、ソラシドエア（SNJ/6J）、ピーチ・アビエーション（APJ/MM）も1億円に減資する。

　また、新潟空港を拠点に2022年の就航を目指すとしている地域航空会社「TOKI AIR（トキエア）」も25日、1億円に減資する方針を発表した。

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