エアライン, ボーイング, 機体, 空港, 解説・コラム — 2021年6月25日 12:00 JST

胴体下にもピカチュウ描いた特別塗装機　写真特集・那覇に着いたピカチュウジェットBC

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　ポケットモンスター（ポケモン）の人気キャラクター「ピカチュウ」をデザインしたスカイマーク（SKY/BC）の特別塗装機「ピカチュウジェットBC」（ボーイング737-800型機、登録記号JA73AB）が就航した。那覇と下地島を発着する沖縄路線を中心に6月21日から約5年間運航するもので、機体外観のほか、機内で提供するキットカットや紙コップ、マスク、エチケット袋などもピカチュウでそろえた機体だ。

那覇空港に到着したスカイマークのピカチュウジェットBC＝21年6月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　機体には10匹のピカチュウが描かれ、窓から顔を出したり、胴体下部にも描かれ、機内からエンジンカウルに目を向けると風船を持ったピカチュウが表われる。今年はポケモン誕生25周年で、登場するキャラクターを集めた「ポケモンずかん」の25番がピカチュウであることから、25列目の座席は特別な飾り付けを施した。

ピカチュウ仕様になった那覇空港のスカイマークカウンター＝21年6月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ピカチュウジェットBCの「BC」は、IATA（国際航空運送協会）の2レターコードでスカイマークを示す「BC」から名付けた。初便の羽田発那覇行きBC519便は、乗客147人（幼児1人含む）と乗員6人（パイロット2人、客室乗務員4人）を乗せ21日午後3時32分に羽田空港の19番スポットを出発し、B滑走路（RWY22）から同43分に離陸。那覇空港にはA滑走路（RWY36R）に午後6時2分に着陸し、41番スポットに同5分に到着した。

　ピカチュウジェットの運航スケジュールは、特設ページで前日に発表。主な就航地である那覇空港では、チェックインカウンターなどもピカチュウ仕様になった。

　ポケモン（東京・六本木）は、自由に渡航できるようになるコロナ後を見越し、「そらとぶピカチュウプロジェクト」を発足。第1弾としてスカイマークと提携し、ピカチュウジェットを就航させた。バスやモノレールなど沖縄県内の交通機関が運行する車体にもポケモンをラッピングするなど、70者の企業・団体と提携を進める。

＊写真は17枚。