エアバス, 機体 — 2026年9月30日 14:15 JST

A350F、初飛行に成功 “段ボール”デザインで4時間10分

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 エアバスは現地時間9月29日、開発中の大型貨物機A350Fの飛行試験初号機(MSN700、登録記号F-WXLD)が仏トゥールーズで初飛行を完了したと発表した。初飛行を終え、9カ月以上に及ぶ飛行試験に入る。就航は2027年を予定する。

初飛行するA350F=26年9月29日 PHOTO: G. Fraysse, master films/Airbus

 初号試験機には段ボール箱風のデザインを施した。同機はトゥールーズを午前10時30分に離陸し、4時間10分飛行。高度2万5000フィート(7620メートル)まで上昇した。初飛行では、基本的な耐空性や飛行特性を確認し、主要システムが想定通り機能するかを検証した。2機目の試験機(MSN701)は最終組立の終盤にあり、数週間以内に塗装工程へ入る予定となっている。

 A350FはA350旅客型をベースに開発する大型貨物機で、前胴はA350-900相当、後胴と主翼はA350-1000相当とする独自の機体構成を採用している。最大ペイロード(有償搭載量)は111トン、航続距離は最大8700キロ。ロールス・ロイス製エンジン「Trent XWB-97」を搭載する。

 機体の70%以上に先進材料を使用し、エアバスによると、競合機と比べて最大離陸重量(MTOW)を46トン軽量化した。燃料消費量とCO2(二酸化炭素)排出量も、同等のペイロードと航続性能を持つ競合機と比べて最大40%削減するとしている。

 貨物搭載用のメインデッキドアは幅172インチ(4.37メートル)。貨物搭載位置はメインデッキに30カ所、ロワーデッキに12カ所とLD3コンテナ2基分を設ける。

 A350Fは8月末時点で、公表済みの14顧客から115機を受注している。

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