デルタ航空、成田－関西16年3月再開へ　乗継用路線

　デルタ航空（DAL/DL）は日本時間6月15日、成田－関西線を2016年3月27日に再開すると発表した。成田での国際線乗り継ぎ用に運航するもので、同路線のみの利用はできない。2010年6月の運休以来5年9カ月ぶりとなる。

成田－関西線に投入するデルタ航空の757（同社提供）

　関西圏からの利用客が、成田で米国行きに乗り継ぐ場合の利便性を向上させる。米国からは、成田経由での関西圏への送客を見込む。

　運航機材はボーイング757-200型機で、ビジネス20席、足元の広い「コンフォートプラス」が29席、エコノミー150席の計199席。便名は成田－ニューヨーク（JFK）線と同じ。

　DL172便は関空を午後1時55分に出発し、成田には午後3時10分に到着する。DL473便は成田を午後5時30分に出発、関空着は午後6時50分。DL473便は3月27日、DL172便は翌28日から、1日1往復を運航する。

　同社の成田からの米本土行きは、アトランタ、デトロイト、ミネアポリス、ロサンゼルス、ニューヨーク、ポートランド、シアトルの7路線。成田－関西線はすべての便に乗り継ぐことができる。米国行きの乗り継ぎは、最短がアトランタ行きDL94便で1時間10分（午後4時20分発）、最長がデトロイト行きDL276便で2時間25分。

　米国からの乗り継ぎは、最短がアトランタ発DL95便で2時間（午後3時30分着）、最長がデトロイト発DL275便で3時間30分（午後2時着）。

　同社は関空から、米本土行きを運航していない。米国行きはグアム便とホノルル便をそれぞれ1日1往復ずつ運航している。

運航スケジュール
DL473 成田（17:30）→関西（18:50）
DL172 関西（13:55）→成田（15:10）

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