エアライン, 解説・コラム — 2026年10月9日 07:50 JST

アラスカ航空G、シアトル発15都市以上へ 2030年までに大陸間拡大

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 アラスカ航空(ASA/AS)を中核とするアラスカ航空グループは、2030年までにシアトル発の大陸間就航都市を少なくとも15都市へ拡大し、プレミアム、ロイヤルティー、貨物事業などを強化する。現地時間9月29日、2024年12月に始動した戦略「Alaska Accelerate」の次段階として、統合や基盤整備を中心とした段階から成長施策を本格展開する「activation phase」へ移る方針を示した。10億ドルの増分利益目標の約3分の2を確保したとしている。

アラスカ航空が導入予定の787-10(イメージ、同社提供)

 10億ドルの増分利益には、アラスカ航空とハワイアン航空(ASA/AS)の統合による5億ドルのシナジー効果を含み、2027年までの全額達成を目指す。主要な統合項目4件のうち、単一のロイヤルティープログラム、単一運航証明、単一旅客サービスシステムの3件を完了した。労働組合に代表される職種との共同労働協約交渉は続いている。

 シアトルからは成田、ロンドン、ローマ、レイキャビク、ソウルに大陸間直行便を就航させており、2027年春にはパリとアテネを加える。2030年までに就航都市を15都市以上へ拡大する計画で、グループ全体の供給量に占める長距離運航の割合は、現在の約8%から2030年に約15%へ引き上げる。

 プレミアム収入は現在の総収入の35%から2030年に40%超へ拡大する計画。アラスカ航空の「Aurora」、ハワイアン航空の「Leihōkū」といった新たなプレミアム旅行体験や「Premium Reserve」、新ラウンジなどを発表している。ワイドボディ機には国際線向けプレミアムエコノミーを導入し、プレミアム需要を意識した737 MAXの新仕様機も導入する。

 メインキャビン以外から得る収入の比率は現在の53%から2030年に約60%へ引き上げる。アラスカ航空とハワイアン航空のロイヤルティープログラムを統合した「Atmos Rewards」は、2030年に年間約40億ドルのキャッシュフローを見込む。貨物事業は規模を2倍超に拡大し、2030年の貨物収入を7億5000万ドルとする目標を掲げる。

 機材は現在の400機超から2035年に550機規模へ拡大する計画。ハワイアン航空はワンワールドに加盟しており、ハワイ居住者向け「Huakaʻi by Hawaiian」を拡充し、「Kahuʻewai Hawaiʻi Investment Plan」への投資も継続する。

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