日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2026年8月の訪日客数は前年同月比9.6%減の309万8900人で、2カ月ぶりに前年同月を下回った。イタリアとスペインが単月の過去最高を記録したものの、中国の大幅減が影響した
出国した日本人は3.6%減の158万8600人で、2カ月ぶりに前年同月を下回った。1年4カ月連続で100万人を上回り、コロナ前の7割超えの回復が続いた。
—記事の概要—
・26年8月の動向
・方面別実績
26年8月の動向

2カ月ぶりに前年割れとなった26年8月の訪日客(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、このうちイタリアとスペインが単月の過去最高を記録した。このほか韓国、台湾、香港、マレーシア、インドネシア、インド、米国、メキシコ、フランス、ロシア、北欧、中東の12市場で8月の過去最高となった。
中国からの訪日客は59.0%減で、9カ月連続で前年同月を下回った。
方面別実績
方面別に見ると、アジアでは韓国が85万500人(前年同月比28.7%増)で、23市場最多の訪日客数となった。中国は41万8000人(59.0%減)、台湾は66万6000人(7.3%増)、香港は24万7300人(9.4%増)、インドは1万9500人(4.7%増)だった。
ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国では、タイが3万2200人(9.3%減)、シンガポールが2万1600人(5.3%増)、マレーシアが2万6000人(23.0%増)だった。インドネシアは3万2500人(3.4%増)、フィリピンは3万9100人(11.6%減)、ベトナムは5万6600人(7.5%減)だった。
欧州では、英国が3万6600人(0.2%減)、フランスが4万300人(8.4%増)、ドイツが3万3700人(5.5%減)。イタリアは4万7300人(15.1%増)、スペインは3万6500人(14.1%増)、ロシアは1万4400人(10.4%増)、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国で構成する「北欧地域」は9400人(3.9%増)だった。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートのGCC(湾岸協力理事会)の加盟6カ国にトルコとイスラエルを加えた8カ国で構成する「中東地域」は、2万2900人(24.8%増)だった。
米大陸では米国が19万7400人(1.5%増)、カナダは5万600人(1.8%減)、メキシコは1万8600人(37.0%増)だった。オセアニアでは、豪州が3万8200人(7.4%減)だった。そのほかの国・地域からは14万3700人(1.1%減)が入国した。
・7月訪日客、4カ月ぶり前年超え 中国56.1%減、台湾は過去最高(26年8月20日)
