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JAL、香港便を成田発着に ホノルルやデリー減便

 日本航空(JAL/JL、9201)は3月10日、羽田-香港線の発着地を成田に変更するなど、国際線の運航計画を変更した。中国本土から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもので、対象期間は冬ダイヤ最終日の28日まで。

羽田-香港線の発着地を成田に変更するなど国際線の運航計画を変更したJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 香港路線は、羽田-香港線のJL29/26便を12日から成田発着へ変更。12日は香港行きJL29便のみ羽田から運航する。通常はボーイング777-200ER型機で週7往復(1日1往復)だが787-8で週4往復とし、運航日は火曜と木曜、土曜、日曜となる。一方、成田-香港線のJL735/736便は、香港発JL736便のみ11日と13日、16日に運休し、17日から28日は往復とも運休する。

 週7往復の羽田-広州線は、週4往復を経て現在は週3往復に減便しているが、13日は広州発JL88便を追加で運休する。現在は香港・マカオを含む中国と韓国発の旅客は入国が成田と関空に制限されているため、羽田発のJL87便は旅客と貨物を扱っているが、広州発JL88便は貨物のみ搭載して羽田へ運航している。

 ホノルルやデリーも減便を決めた。週28往復(1日4往復)の成田-ホノルル線は、JL786/785便を15日と16日に運休し、2日間は1日3往復ずつに減便。週7往復の成田-デリー線(JL749/740)は、13日と15日、17日、19日に往復とも運休して、週当たりの便数を減便する。

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