業務用アルコール測定器を製造する東海電子(静岡・富士市)は、航空や自動車など、すべての輸送業界向けのセミナーを開催する。法令に沿った飲酒検査の運用方法などを説明する。2月から3月にかけて、都内など6カ所で開催する。参加費無料。
セミナーでは、飲酒検査とアルコールチェックの正しい運用や、アルコール検知器の国際基準、他国での事例などを学ぶ。午前と午後の二部構成で、どちらかだけでも参加できる。
2月25日に埼玉でスタートし、3月6日の大阪まで6回開催する。各日とも午前の部は10時から正午まで、午後の部は1時から3時50分まで。
申し込みは同社ウェブサイトかファクスで受け付ける。
セミナー日程
2月25日:埼玉 TKPガーデンシティPREMIUM大宮ホール2G
2月26日:東京 東京都トラック総合会館7階 大会議室
2月27日:神奈川 TKP横浜ビジネスセンターホール7A
2月28日:東京 TKP品川カンファレンスセンターカンファレンスルーム6A
3月4日:愛知 ウインクあいち(愛知県産業労働センター)10階 1001
3月6日:大阪 CIVI新大阪研修センター9階 905D
関連リンク
東海電子 [1]
各社の再発防止策
・ANA、滞在先での禁酒24時間以上に パイロット・CA対象、国交省に報告書 [2](19年1月18日)
・JAL、アルコール微量検出も認めず パイロット・CA対象、国交省に報告書 [3](19年1月18日)
・スカイマーク、3月から新アルコール検知機 機長飲酒で再発防止策 [4](19年1月18日)
・エア・ドゥ、通信可能なアルコール感知器導入 地方と羽田で監視 [5](19年1月18日)
JALグループ運航乗務員の飲酒問題
・JAL、アルコール微量検出も認めず パイロット・CA対象、国交省に報告書 [3](19年1月18日)
・JAL機長、同乗機長に身代わり依頼 アルコール検査不正で懲戒処分 [6](19年1月9日)
・JAL、アルコール感知機未使用163件 同一機長が7割弱、規定明記で再発防止 [7](18年12月21日)
・JAL、飲酒の副操縦士を懲戒解雇 禁錮10カ月、赤坂社長ら減給 [8](18年11月30日)
・JAC、機長飲酒で遅延 4便に影響 [9](18年11月28日)
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・JAL飲酒副操縦士「酒は飲んでいない。マウスウォッシュだ」 国交省に報告書と防止策提出 [12](18年11月16日)
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・JAL副操縦士、英国で拘束 乗務前アルコール検査基準を大幅超過 [14](18年11月1日)
JAL客室乗務員の飲酒問題
・国交省、JALに業務改善勧告 客室乗務員の機内飲酒で [15](19年1月11日)
・JAL客室乗務員、乗務中の飲酒認める ギャレーでシャンパン [16](19年1月10日)
・JAL、客室乗務員が機内で飲酒 昨年も疑い、本人は否定 [17](18年12月25日)
・JAL、乗務中の客室乗務員からアルコール検出 [18](18年12月21日)
・JALの男性CA、乗務中にビール 利用客が指摘 [19](18年6月6日)
ANAの飲酒問題
・ANAでも身代わりアルコール検査 副操縦士交代で遅延 [20](19年1月26日)
・ANAウイングス機長、副操縦士に口裏合わせ依頼 飲酒で虚偽報告 [21](19年1月9日)
・ANAウイングス機長、飲酒で虚偽報告 規定時間後も飲み摂取上限超える [22](19年1月8日)
・ANA子会社、機長飲酒で国内線5便遅延 年明けに再発 [23](19年1月3日)
・ANA、アルコール検査の記録欠損406件 [24](18年12月22日)
・ANA、飲酒量を明文化 ビール1リットル、国交省に対応策 [25](18年11月16日)
・ANAウイングス、飲酒機長を諭旨退職 [26](18年11月9日)
・ANA、子会社パイロット飲酒で5便遅延 [27](18年10月31日)
・ANA、パリ支店長が酒酔いで乗客けが ワイン6杯、諭旨解雇 [28](18年10月5日)
スカイマークの飲酒問題
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エア・ドゥの飲酒問題
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IBEXの飲酒トラブル
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国交省の対応
・パイロットの体内アルコール濃度、英国と同基準に 国交省が中間報告 [33](19年1月7日)
・国交省、JALに事業改善命令 ANAとスカイマークなど厳重注意 パイロット飲酒問題 [34](18年12月22日)
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