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JAL、機内アルコール消毒の路線拡大 香港とソウル、釜山

 日本航空(JAL/JL、9201)は2月27日、国際線機材の機内アルコール消毒対象路線を拡大すると発表した。これまでは日本と中国を結ぶ路線が対象だったが、香港と韓国を追加した。

機内アルコール消毒の対象路線を拡大するJAL=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 JALでは対象路線の機材が日本へ帰国後、夜間整備時にテーブルとひじ掛け、各席の個人用モニターやコントローラーなどの座席周り、ラバトリー(化粧室)のドアノブや蛇口ハンドルなど、乗客の手に触れる部分をアルコールで消毒している。今回は日本-香港線とソウル線、釜山線を追加した。

 また、国内空港のラウンジでは、食べ物や飲み物の提供方法を個別包装や係員による提供に順次変更している。

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